見た目カッコいいアルミ製バルブキャップですが、「異種金属接触腐食」ってやつで固着して取れなくなってしまっていました。最終的にはタイヤ館に駆け込んで取ってもらったんですが、まさかこんなことになるとは・・・早く言ってよ、って思いました。
スタッドレスタイヤに交換したら、バルブキャップが固着していた
先日、スタッドレスタイヤに交換したんですが、1本、バルブキャップが取れないタイヤが発生しました。
ペンチで摘んで回してみても、バルブ本体が回ってしまって全く緩む気配がありません。バルブ本体を細めのペンチでつまもうにも、隙間が狭くて無理です。
これは何かとネットで調べてみたら、アルミ製のバルブキャップを使っていると、バルブ本体の真鍮と「異種金属接触腐食」を起こして固着してしまうことがあるとのことです。
つか、どんだけ空気圧チェックしてないんだよ、って自分につっこみたくなりましたが・・・確かに、エアチェックは怠ってた気がします。実は最近気づいたんですが、規定空気圧2.5kgに対して、2kgくらいまでは意外に分からないんですよね。流石に空気圧を戻すと、明らかな乗り心地の変化はあるんですが、徐々に減っていくうちは全く気づきません。
これに気づいて以来、夏タイヤは空気圧をこまめにチェックして調整しています。加えて夏タイヤ(TOYO PROXES CF2 SUV)はエクストラロード(XL)規格なので、さらに空気圧を高めにしなければいけなかったんですよね。全く気にしていなかったのを大いに反省しました。
考えてみれば、タイヤ館でタイヤローテーションしたとき、結構高めの空気圧に調整されていて不思議だったんですよね。ちゃんとXLに合わせてくれていたわけだ。
とりあえず、普通に走る分には問題はなさそうですが、当然空気圧を調整していない状態だし、調整できない状態だし、これは困るのでなんとかしよう、とホームセンターに薄めのフライヤーを見に行ってみたんですが、意外に高いです。
それならもう、バルブ交換もやむなし、ってことでカー用品店かガソリンスタンドに相談してみよう、と思ったのでした。
ところがどっこい。時期は12月下旬です。近場のカーショップやスタンドを見ると、どこもスタッドレスタイヤに交換する車で大混雑です。これは困った。
で、最終的には、日曜の夕方、やっと混雑が解消した行きつけのタイヤ館に駆け込んで、相談することができたんですが、ここまでヒヤヒヤしっぱなしで疲れましたよ。
タイヤ館でバルブを取ってもらえた
結論から言うと、サクッと外してもらえました(苦笑)。バルブ側をラジオペンチで押さえて抜けたようです。そうか、ラジオペンチ使えばよかったんだ・・・フライヤーしか頭に無かったのが敗因です。
タイヤ館では、「ちょっと見てみますね〜、抜けましたよ〜、お代は結構ですぅ〜」って、流石プロの仕事って感じであまりに呆気なくて拍子抜けでした。こういう時、行きつけのお店は大事ですね。
雨の中の写真ですが、これが抜けなかったバルブの状態です。真っ白になっています。これが「異種金属接触腐食」。こんな状態で完全に固着していたわけです。
アルミ製のバルブキャップ側も白くなっています。怖い怖い・・・
念の為、他のタイヤも確認してみましたが、やはり多少白く腐食している様子が確認できました。スタッドレスタイヤということもあり、融雪剤などの影響もあるでしょうが、やっぱりアルミ製バルブキャップは怖いですよ。
という訳で、すべて樹脂製の黒いキャップに交換しました。樹脂キャップなら腐食の心配はありませんので(無いと言い切れるかどうかは分かりませんが)、これで一安心です。
アルミ製バルブキャップには注意しよう
以上、スタッドレスタイヤに交換したらアルミ製バルブキャップが固着していて大変な目にあった話でした。最後は呆気なかったですが、それまでかなりヒヤヒヤでした。もうこんなのはコリゴリなので、アルミ製バルブキャップを使うのはやめようと思いました。
ただ、定期的に空気圧の点検など行って、付け外ししていれば、こんなことになることはありません。なので、大事なのは定期的な空気圧の点検と調整ですね。
みなさん、気をつけましょう。あと、ラジオペンチは有能です。
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