すき家でモバイルオーダーが始まった。超便利なので流行って欲しいぞ。

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2019年7月5日、すき家で公式アプリを使ったモバイルオーダーが始まりました。早速使ってみたんですが、とても便利である一方、ちょっと不安も感じています。今後には期待ではあるのですが。

すき家でモバイルオーダーが始まった。

なんか突然、すき家でモバイルオーダーが始まりました。

こういうキャッシュレスの新しいサービスは大好きだし、すき家は良く行くので、早速使ってみたですよ。

ちなみに、大手どころのモバイルオーダーとしては、マクドナルドが地域限定で検証中、スタバも都内で始まっています。スタバはチャージ型なので面倒で試してませんが。

アプリは割り切った作りでむしろ良い

早速アプリインストールしてみました。

すき家はモバイル会員を運営していますし、LINEやTwitterアカウントも開設しており、何らかアカウントを定義してログインする形も可能だったと思いますが、このアプリはそういったアカウント設定は一切ありません。

アプリを入れたら、その端末がオーダーと決済で使えるっていうだけ。チャージも無くクレジット決済が都度行われる形ですので、使いはじめるためのハードルは非常に低いと思いました。唯一、クレカの3Dセキュアだけが条件として厳しいかもしれませんが、メジャーどころのカードなら概ね対応していると思います。

昨今キャッシュレスはセキュリティが何かと話題ですが、このアプリは最終的には店舗に行って商品を食べるか受け取るかしないと何もできないので、そういった懸念は一切ありません。

まあ、端末を盗まれてロックを解除されるとか、すれば話は別ですので、そこは端末セキュリティで対処しましょう、と。iPhoneならFaceIDやらiCloudやらを普通に使えば良いでしょう。

アプリの使用感は良い感じ

早速、使ってみました。

使い方としては、概ね直感通りです。ちなみにQRの読み込みが遅かったのは初回だけで2回目以降は爆速。速攻でオーダー入ります。

オーダーまでの流れとしては、まずアプリを起動して「注文する」メニューを選びます。おすすめセットメニューから個別メニューまでいろいろ選択できます。牛丼については「つゆだく」「つゆぬき」も選べるのがポイントですね。メニューを選ぶとQRを読み込む画面に行きますので、テーブルに貼ってあるQRコードをカメラで読み込めばOK。速攻注文が入ります。

あとは待っていれば「会計済」と書かれた伝票と共に商品が出てきますので、美味しく頂いて、食い逃げ気分でそのままお店を後にすれば終了です。

アプリには注文履歴が残ります。実質レシートを兼ねているので、もし店員さんに聞かれたらこれを見せればOKってことらしいです。

このモバイルオーダー、持ち帰りでも使えるようですので(実際使ったことがないので使用方法などは詳細分かりませんが)、持ち帰りのオーダー待ちのレジの列に並ばずに済むし、こちらも便利だと思います。

便利だけど、いくつかの注意点

さて、とても便利なすき家のモバイルオーダーですが、ちょっとした注意点があります。

まず、支払い方法が「3Dセキュアに対応したクレジットカードのみ」というところです。カード自体が3Dセキュアに対応していたとして、その機能を有効化していないと使えなかったりしますので、意外にハードルは高いです。

そもそも「3Dセキュアって何ぞ?」って人も多いでしょうし、意外に間口は狭いかなというところ。ただ、このやり方を見ていると、おそらく将来的にはWeb認証可能な各種ウォレットにも対応すると思います。

ちなみに私の手元にあるカードでいうと、JCBとSAISONカードが3Dセキュア使えています。どちらもWebサイトで設定が必要だったと思います。

あと、これはFAQにもありますが、メニューがいわゆる標準メニューしか選べません。これはアプリの作り上、仕方がないところもありますが、所謂地域限定品は注文できません。

こればかりは店頭に行ってみないと何が出ているのかは分かりませんので、まずは店頭でお目当ての限定メニューが無いかを確認してからモバイルオーダーを使うか否か判断する必要がありそうです。

これは流行って欲しいが・・・

いい事ずくめのモバイルオーダーなんですが、利用していると若干不安に感じるところがあります。

そう、とにかく使っている人が少ないんです。開始して2週間目に3回目のモバイルオーダーに行きましたが、やっぱりアプリで注文している人は見当たりません。2回めに行ったとき、店員さんが「日に1、2回ある」って言ってたくらいで、開始直後のくせにやっぱり使われてないなぁという感があります。

ちなみにそのときは店員さんにアプリの説明しちゃいましたが・・・うーん。

おそらくまだすき家は本気でモバイルオーダーを展開しようとはしておらず、かなり限定的かつ試験的に、使える人だけ使ってもらう形にしている印象があります。3Dセキュアの件もしかり。利用状況や店舗からのフィードバックを見ている感じがしますね。

ただ、今のままだと、心理的ハードルから誰も使わなくなってしまうのではないかという不安があります。誰も使っていないというのはなかなかに辛いし、さらに店員さんにも面倒臭がられたりしたら、さらに使わなくなります。

店員さんや店舗側のインセンティブは何か考えてもらうとして、ワタクシ、客目線の案としては・・・とにかく「食い逃げ感」を払拭するために、モバイルオーダーの人の席には、「モバイルオーダー」旗を立てておいて、帰りにレジ横に置いていってもらう、っていうのはどうでしょうかね。

なんか、モバイルオーダー使ってるんだぞ、っていう感じがあったほうが良いかな、と個人的には思っています。そしたら多少流行るよね、きっと。

あと、今のモバイルオーダーのシステムって、店員さんがオーダー取ったのか、モバイルオーダーで注文入ったのか、判別できないように見受けられましたので(それで店員さんが焦ってるのを見たw)、判別しやすくしてもらったほうが良いと思いました。例えばモバイルオーダーで注文入ったら「モー」って牛が鳴くとか。

モバイルオーダーはもっと流行るべき

とにかく、モバイルオーダーはもっと流行るべきだと思います。

最近のキャッシュレスの流れを見ていると、キャッシュバックだポイント還元だと、実弾インセンティブによる新規獲得&利用促進施策が目に付きます。でもキャッシュレスの本懐はモバイルオーダーに代表されるような、入り口(オーダー)から出口(決済)までの一連のUXにあると個人的には思っています。

なので、単なる支払いのキャッシュレス化のみならず、それと連動した様々なサービスと合わせて、UXとしてのキャッシュレスに流行って欲しいところなんですがね。ECで成功しているところとか見ても、同じような取り組みをしていると思いますし。

以上、まだまだ始まったばかりのすき家のモバイルオーダーですが、とにかく便利なので、もっと流行って欲しいです。そしてこういった便利なサービスがもっと増えてくれることに期待しています。

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