XVハイブリッドにAmazonで買ったウェザーストリップ(P型、Z型2種)をあちこちに設置してみました。静音効果は感じられませんが、ドアの隙間の汚れとか抑止できたら嬉しいかな、と。
ウェザーストリップを付けてみよう
ウェザーストリップ、RB2でも付けてたんですよね。XVハイブリッドでも静音計画の「風切り音防止モール」は既に付けています。
これは取り付けも簡単なので車買ってすぐに付けてました。
そんな中、フラフラとネットを見ていたら、なんか汎用モールでいろいろできるものを発見。特に、フロントドアの前側を埋められる「Z型」っていうのがグッと来ました。ここいつも気になっていて、埋める手段は無いのかなぁと思ってたんですよね。でもなんだか「作業スペースが狭くて大変」という声も聞かれます。ちょっと不安だけど、とりあえずトライです。
Amazonで「GIOKALS」のウェザーストリップを購入
Amazonで買ってみました。3種類です。
まず、「P型」というのは、断面がPの形をしたもので、フロンド・リアドアの下部専用の形状です。「Z型」には「正面型」と「背面型」の2種類があります。今回は2種類とも買っています。「Z正面型」は、Z型の断面の”内側”に両面テープが設置されたもので、今回、一番付けたいと思っているフロントドアの前側部分や、テールゲートの上部のように「中から外へ」のパターンの隙間を埋めるものです。「Z背面型」のほうがどちらかというと汎用性はありそうな感じで、これはリアドアの後ろ側を主に埋めるもの。これは他の場所でも使えるかな、と目論んでいます。
長さがね、なかなか想像しずらくて、足りるのかどうか不安なところですが、まずは一番短いものをすべてそろえてみました。目論見としては以下のような感じです。
風切り音防止モールの下のほう、ちょっと隙間があるんですが、XVハイブリッドって、この部分だけ、リアドア側のエッジが立っていなくて、このモールを挟むことができなかったんですよね。ここはZ型で埋められるかな、と期待です。
リアゲート上部とかは、まぁきっと余るから貼ってみようかな、という程度です。
商品状態は微妙だけど悪くない
在庫ありということですぐ届きました(とは言え、平日家に居ない私は、今回も営業所に取りに行ったのですが)。
う、押し込められてる。嫌な予感。
結構無理やり押し込められているので、両面テープのフィルムが若干剥がれ気味になっています。これ商品評価でも書いてあったヤツだ。粘着性、大丈夫かな、と、確かにちょっと不安に感じる。こういう形状の商品なので、なかなかパッケージングは難しいとは思いますが。
P型ってどんな感じかなぁとすごく気になっていたんですが、なるほど、こういう形状なんですね、と。
位置合わせをしてみる
早速貼り付けていくわけですが、まずは5mmくらい端をちょっと切って貼り付けてみて、各部へのフィッティング(隙間、貼り付け位置)を確認しておきます。これ大事な作業です。
まずP型を貼ってみた。ドアの下部分に貼ることで、このように隙間を埋められることが確認できました。この形状なので、このままリアドア後部も行けるかな、と思ったんですが、ボディとの隙間がある程度無いとこのP型はフィットしませんので、リアドア後部はやはりZ型が必要です。
リアドア後部にZ背面型を貼り付けてみると、ちょっと外にはみ出しそうな気配。もっと内側に貼れるかな、と思ったんですが、ドア側の貼り付け部があまり広くないので調整は難しそう。でもフィッティングとしては悪くないかな、という感じです。
これはリアゲートです。こちらも周囲に結構派手に隙間があるので、余りが出たらなんかしようと思いつつ、Z型を付けてみました。おそらくリアゲートの両サイドはZ背面型で行けそうな気配です。ただ、リアゲート下部の隙間はZ型では届かないので、ここは別途D型を買わないとダメかな、と思います。
そして期待のZ正面型のフロントドアですが、なるほど、こういう形で隙間を埋めてくれるんですね。これでも貼り付け位置が難しそう。浅く貼ると両面テープが見えちゃうし、深く貼ると両面テープ接着面に力がかかって剥がれそう、という絶妙なバランスが求められます。位置決めがシビアなのが分かりました。
もうちょっと遠目でみた感じ。
そして、ここがもう一つのトラップ。Z正面型は、「中から外へ」っていうところの隙間を埋めるんですが、ドアの上部になると、なんていうかそういう風な動きにならないんです。なので、はみ出したり、ウェザーストリップが潰れたりします。この部分はどちらかと言うとZ背面型のほうがフィットするような隙間の動きをすることが分かりました。
全体を通じて、流石に汎用品のウェザーストリップですので、車体の動きに合わせてどこでもきっちり隙間を埋める、という訳にはいかないようです。車種によっても隙間の動きが違うので、位置合わせはかなり慎重にやる必要があるということが分かりました。適宜、加工するとか、貼り付け位置をずらしていくとか、いろいろ考えないといけないようです。
貼り付けてみた
貼り付け位置が確認できたら、貼り付け実行です。こっからは無用な躊躇は不要です。なにしろ、両面テープは貼り直しすると粘着力が著しく低下しますので、実質一発勝負です。
いきなりリアドアの仕上がりから。P型モールは、水抜き部を避けるように、いくつかに切って設置しています。部分的に穴を開けるとかも考えたんですが、作業性も鑑みると、やっぱり切り分けたほうが良いかな、というのが結論です。
比較的リアドア周りはそんなに難しくないですね。Z型がとても柔らかくできているので、ドアの微妙なカーブにもきちんとフィットします。
ドアを閉めると、若干、はみ出し気味かなぁという感じ。Z型の一番上と一番下のところはさすがにはみ出しが大きかったので、ハサミでカットしました。流石に手作業なので、はみ出し具合も一定せず、なんかデコボコになってますが、小さなことは気にしないようにします。
フロンドドアの前側にZ正面型を貼り付けます。ここが最難関なのは間違いないです。なんせ、ヒンジにドア配線と、まともに作業スペースが確保できません。
ここで登場するのが、エーモンの内張り剥がし。プラスチック製で、意外に内張り剥がしとしては使い勝手が悪いのですが(金属製のほうが使いやすいです)、こういう時役に立ちます。
脱脂から貼り付けまで、この内張り剥がしを使って作業できます。思った以上に作業性が良かったです。
作業性の問題は内張り剥がしで解決したのですが、やっぱりこの部分、貼り付け位置の調整が難しかったです。「思ったより内側に」貼るのがポイントで、気になったら思い切ってドアを閉めて外から確認するのが良いです。一度やってみて、位置の感じを掴んでしまえばあとは意外に簡単でした。今回は右ドアから作業しましたが、明らかに左ドアのほうが綺麗に貼れたと思います。もう一度貼り直したら、多分もっと綺麗にできる気がする。
フロントドア終了。P型の貼り付けは、ドア下部の形状の違いから、フロントのほうが貼り付けは簡単でした(リアドアより貼付け位置の自由度が少ないんです)。Z正面型は、ドア上5cmくらい開けて貼り付けています。その空いた部分にはZ背面型を貼っています。思ったより綺麗にできたかな、と。
ちなみにこれはどうでも良い話。フロントドアのこの部分に、微妙に隙間が空いていていつもきになるんですよね。今回、ウレタンシールを貼ってみましたが、なんか中途半端な気がして対策考え中。
さて、ドア周りへの設置が完了したので、余りをあちこち付けてみます。
まずは、テールゲートの上部にZ正面型。これやってる人も結構居るみたいなので、軽い気持ちでチャレンジしましたが、正直失敗したと思っています。これまた位置決めが難しく、かつ、リアゲートを開いた状態だと、隙間にシールがなかなか入らなくて作業性が悪い。多分ここも、コツは「思ったより内側に」貼るところなんですがね。ちょっと外側に貼りすぎて、リアゲート開け閉めする時「ゴゴゴ」ってゴムが擦れる音がする。いや、そもそもリアゲートとルーフの隙間狭いので、設置は無理なのかもしれません。
ちなみに、この作業の途中で気づいたんですが・・・Z正面型、両面テープに切れ目があった・・・(1本のウェザーストリップが1本の両面テープになっていない。途中で継いである)。
それでも一応、こんな感じで隙間は埋まっているので、悪くはないというか、やっぱり何か対策はしたいかなぁと思うところです。ここは難しいです。
P型が余ったので、どういう効果があるか分からないけど、テールゲート下に貼ってみました。よく見ると、ギリギリ隙間を埋めるように設置できているようですが、やっぱりD型のほうが安定するんだろうなぁと。
Z背面型の余りは、ボンネットの左右の隙間埋めを狙ってここに貼ってみました。貼った感じとしては、意外に良いかも!って思ったんですがね。ボンネットの後ろの方になると、ボンネットの端が立ってる(エッジが横ではなく縦向きになっている)ため、ウェザーストリップが車体に届いていない。ここもD型が必要かな。ボンネットの前の方は良い感じなので、これはこれで良かったかな、と。
最後、Z背面型の余りをリアゲート、リアガラスの横辺りの隙間を埋めるために設置してみました。
ここが埋まります。リアガラスの横の隙間から、リアゲートのダンパーが見えて気になっていたんですが、これがカバーできました。これはこれで良かったかな。リアゲート周りはまだいろいろできそうな気がします。
インプレッション
では、取り付けた効果はどうか、と言いますと、まず気密性は確実に上がって、ドアが閉まりにくくなりました。半ドアになりやすくなったと。なので、効果はあったようです。ドアを閉める時の音も、「バシュッ!」って感じになりました。
実際走ってみた感じ、静かになったか?というと、そうでも無いです。そもそもXVハイブリッドは十分静かな車なので、車自体の音の感じも変わらないですし、外からの音の伝わり方もそんなに変わったって感じは無いです。風切音については、相当スピード出すと、多少静かになったかなぁくらいの感じで、大きく何かが変わったということは無いですね。
あとは特にドア周りの汚れが減ることに期待です。これは確実に効果あるはずなので、ちょっと楽しみです。
さらに試したいウェザーストリップ
という感じで、今回は、P型、Z型2種を入手してウェザーストリップをXVハイブリッドにつけてみました。試行錯誤の結果として、いろいろ勉強になったなぁと思います。やっぱり汎用品は位置決めが勝負です。両面テープはホント一発勝負なんだなぁと実感しました。貼り直すと粘着力が一気に落ちますから。あとは脱脂はやっぱり大事。アルコールやブレーキクリーナーはDIYには必須ですね。
もう一回、やり直したら、絶対もっと上手くできるかなぁ、というのが収穫(苦笑)。実際取り付けてみたことで、いくつか追加したいポイントも見えてきたので、さらに追加しちゃおうかなぁと画策中です。
ウェザーストリップ取り付けは作業難易度も高くなくてお勧めなんですがね、汎用品を使うにしても、「静音計画」ブランドの製品を使うなどしたほうが、品質も良くてさらに楽だと思います。
2017/7/9追記:やっぱりお勧めしない理由
ウェザーストリップ取り付けから1ヶ月半ほと経ちましたが、ちょっと微妙な感じになってきたので追記しておきます。
- やっぱり剥がれてきた。少し浮くくらいのところから、すっかり剥がれてしまうケースまでまちまちですが、そもそも貼り付け場所がフラットなところでは無いため、どうしても安定しないようです。
- ゴムが当たるところにシミができた。多少はまぁ仕方ないかなぁと思うところもあるんですが、エーモンのヤツだとこれ無かった気がするし。
そんな感じなので、あまりお勧めしないです。一応、まだ付いているので、そのままにしていますが、多分、これ、外します(苦笑)。残念。
2017/8/15追記:外した
微妙にあちこち剥がれてきたので、結局全部外しました(苦笑)。後付けウェザーストリップは難しいねぇ。ただ、外したら外したで、ロードノイズが大きく、車外の音も大きく聞こえるようになってしまったので、それなりに効果は有ったんだなぁと実感しています。
取り付け場所とか検討してまたチャレンジかなぁと思っています。
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