ヴェゼルHYBRID試乗してきた。正直欲しい。

ドライブ
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法定点検の待ち時間で、念願のヴェゼル(vezel)HYBRID試乗してきましたよ。4WDでSUVで7DCTでHYBRIDで、なんていうか、かなり欲しい車なんですがねぇ。

ヴェゼルHYBRID

とにかく売れてるらしい。SUVナンバーワンと言っていますが、パッケージングから、機能から、お買い得感まで、良く出来た車だと思います。正直、次乗るならこの車、と個人的には決めているところがあります(が、XV HYBRIDとか、CX-5とかも気にはなっています)。

なぜvezelかといえば・・・別にvezelじゃなくても良くて、条件は以下のような感じです。

  • HYBRIDであること。次乗るならHYBRIDだよね、と思っている。正直、RB2は燃費が悪いというか、ハイオクだし、単価も高すぎる。
  • 4WDであること。スキー行くので。ぶっちゃけ寒い中でチェーン掛けるのはもうやりたくないし、RB2でリアルタイム4WDの「そこそこの走破性」を体感しているので、必要十分。雪道じゃなくても、雨の日とかでもやはり安定性は違う。
  • ルーフレールが付くこと。キャリア付けるのに、車体を傷つけそう、とか気を使いたくない。これもRB2で経験してしまったので戻れない。

要するに、RB2で「味をしめてしまった」という要素が大きくて、もう、ダメなんですね(苦笑)。じゃぁオデッセイHYBRIDあるじゃん、ってなる訳ですが、オデッセイは大きく、高くなり過ぎました。RBオデッセイ以降、路線変更が著しくて、今のオデッセイはもう乗れません。あれはエリシオンだからね。

という訳で、やっぱvezelだよね、となっている感じ。ああ、ホンダに嵌められている気がしないでもない。

そのvezelですが、丁度2月の終わりにマイナーチェンジが入ったらしく、ディーラーでも推している感じですね。そんな訳で、やっと、HYBRID、試乗できましたよ(今まで試乗してなかったのが不思議・・・)。

乗ってみた感じ

まず、乗り込むまでの感触。比較対象はRB2なので、細かいところはご容赦ください。

トランクは流石にRB2より狭いですが、思いのほか容量はあると感じました。この辺は最近のホンダのパッケージングの妙で、それなりに使い勝手は悪くなさそう。冬場はスキー用品を放り込んで走ることが多いのですが、特に問題は無さそう。

リアシートですが、ドアノブが窓と一体化していたりして、ちょっと狭そうな印象があるんですが、実際はかなり広いです。どうがらリアシートは片側跳ね上げができてスキーブーツ履いたりするのが楽にできる模様(カタログで今見ただけ・・・)。

運転席に座った印象ですが、RB2の「包み込まれるような」インパネの雰囲気に比べると、かなり開放感があって、率直に広いな、って感じました。シートの感触も(これは最近のホンダ車全般にそうですが)ホールド力が感じられて良い感じ。特に嫌味のある感触ではない。ステアリングも、適度な太さで丁度良い。RB2は細く感じますね。

センターコンソールにいろんな機能が付いている。RB2も、その前載っていたRN3も、実はウォークスルーのミニバンなので、センターコンソールががっちりしてる車ってのが実はちょっと新鮮だったりします。で、シフトレバーがスイッチみたいなヤツなんですね。これ、流行りなのかな。プリウスなんかもこの形状ですよね。ちょっとシフト位置が分かりづらくて(てゆっか、バー位置では分からないから)、慣れが要るかな、と。その他、パーキングもサイドブレーキも、電子スイッチになっていて、なんだか凄いメカな感じがする。電子制御になったことで、アクセルオンで自動解除とか、いろいろ便利になっているので、これは便利だとは思います。

サイドミラーは縦に大きめ。バックするとき、ちょっと下を向く「パーキングアシスト」機能が付いています。これ、実際使ってみると凄い便利だ。ナビ連動のバックカメラも相まって、「後方視界が良い」印象を受けました。インサイトやCR-Zで感じたリアの遠い感じも無くて、この辺はパッケージングの妙だと思います。

逆に、むしろ不安を感じたのが、実はフロントの見切りです。RB2のほうが余程デカいはずなんですが、フロントの見切りだけは、vezelのほうが不安を感じました。慣れかもしれませんが、ボンネットの見え加減とかに若干違和感を感じました。

エンジンスタートがもはやエンジンスタートではなく、システムONなんですよね。EV走行もできるし。なんかここまで来るとマジ電子機器だわ。

走りだした感じ

残念なのは、試乗したのが日曜日の夕方で道が混みすぎてて、あまり走りこめなかったことですね。

走りだすと、まぁ普通の車だな、って感じです。ホンダのHYBRIDは何台か試乗・代車で乗ったことがあるのですが、非常に良くなったなぁと感じます。初期のインサイトとか、結構アイドリングストップが雑で、信号で停止すると結構エンジンのかかるタイミングが不安定でドキドキしたもんです。あれから比べると、EV走行の範囲も増えて、特に低速時とか渋滞時とかの安定感はかなり良くなった。HONDA SENSINGにも対応したということで、この辺の安定性はさらに増しているのは間違いない。

ただね、やっぱりHYBRIDだなぁ、と思うところがあります。ガソリン車、しかもRB2 Absoluteみたいな力押しな車に乗っていると、アクセル踏み込んだ時のラグとか加速の掛かり方とかがイメージに合わないとどうしても違和感を感じる。HYBRIDだと、どうしてもアクセル応答が遅いんですよね。これも慣れの範疇で、加速の出し方のコツが分かればなんとかなるかな、と思ってはいますが、普通にRB2やATなガソリン車の感覚で踏むとやっぱり遅いと感じます。

踏み込むと、7DCTが綺麗に繋がって、普通に加速感が得られるのは良いです。この辺は流石HONDA NAの成せる業か。ただ、DCTと言っていますが、じゃぁRB2の5ATと比べて圧倒的にスムーズか、と言われると、そんなことは無いです。ATの制御ってそりゃ一日の長があるわけで、むしろDCTと遜色なく制御されてる、って言うのが正しいかと思います。燃費性能はクラッチ使っているDCTのほうが有利なハズですので、期待したいところ。

あとSPORTSモードがねぇ、やっぱり謎。単純に、エンジンの回転数が上がるってことなんだな、って、ちょっと雑に思ってしまった。ウンウンと唸るだけで、欲しい加速感は得られない。ワインディングとか、使うシーンを選ぶのかなぁ、と思いつつ、どうにもこの辺、最近の、CVTっぽい制御のイメージが感じられて若干惜しいかも。本気で走ったら違うのかな、もしかして。

ボディ剛性とか、多少、期待したんですが、特に良くも悪くも感じませんでした。ちょっと残念。アイポイントが高いので、若干、安心感というより、不安定感のほうが強く感じます。ここは個人の感覚によると思いますが、一般にはアイポイントは高いほうが安心感が強いと言われますが、私はどちらかと言うと低い方が安定感を感じる方なので、ちょっと違和感を感じました。

あと気になったことといえば、「左手の置き場に困る」。意外に普段、特に意味もなく、左手はシフトバーに置いてることが多いんですが、vezelはシフトバーが無いので、なんとなく手持ち無沙汰な感じがあります。

全体的には悪く無い

という訳で、まぁ道が混んでたり、時間が無かったりで、あまり堪能はできませんでしたが、やっぱりvezel、よく出来た車だなぁというところは感じました。正直、欲しい。ただ、やっぱり高いし、もうちょっといろいろ見て考えようかなぁと思案しています。

実際、買うとすると、HYBRID Z 4WDになると思うんですが・・・オプション表・価格表見てうーんと思いましたが、結局300万超えてくるんじゃん!っていうところで、どうしたものかねぇ、と。交渉の範囲なのか否か・・・考え中。

欲しいことは、間違いないです。はい。

RSが出てるけど

そういえば、マイナーチェンジと共に、RSっていうグレードが出ていますね。専用パフォーマンスダンパーがポイントなのかなぁ。確かに、お買い得感はあるような気がするんですが、「何故に4WDが無いんだ」というところに引っかかっています。これ、待ってると4WD出るのかな。出たら欲しいかも。車体剛性関連に違いがなければ、わざわざRSにする必要も無いかな、と思いつつ、まだ情報収集中って感じ。っていうか、4WD出して欲しい。

そして、衝撃の後日談

XVハイブリッド買いました(苦笑)。

XVハイブリッド買いました。ヴェゼルを選ばなかった2つの理由。

コメント

  1. 古田 より:

    フルタイム4WDではないと思いますが…

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