2014年まとめ、続きます。2014年、一番の出来事といえば・・・このブログ始めたことです(苦笑)。正確には、アメブロからのお引っ越しですが、独自ドメイン&VPSでブログを作ってみたくて、始めたこのサイト。半年の流れとか。
2014年6月15日、このサイトは開設されました。元々アメブロユーザーだった私、独自ドメインでブログやってみたくて、お名前VPSでWordpress始めました。約半年経ちましたが、現在のアクセス規模は月換算で1.5万ヒット、5000セッション程度です。
アクセス統計はGoogle Analyticsで取っています。
1ヶ月だとこれくらいで、開設からのページビュー推移は下記のような感じです。
端的に言って、Organic Searchの流量だけでこの動きが形作られていると言えます。やっぱGoogleさんは怖いです。12月の落ち込みは、実はパーマネントリンクの設定をデフォルトから変更するという暴挙によるものです。ただ、半月ほどでアクセス量は戻り、むしろ向上していますので、デフォルトの「/?p=XXX」がやだなぁーと思っている人には参考です。トラヒックインパクトは結構あります。でも、ちゃんと戻りますし、有利な形式にすればそれなりの効果も見込めるということです。
10月からCDNサービスCloudFlare適応しています。これもサイトスコアアップには確実に良い効果があります。また、外部からの無用な攻撃もASP的に防御してくれますので、使わない手は無いです。他方、キャッシュの動きには気を使う必要があります。これはWordpress(php)のキャッシュ系プラグインも同じですが、気にしておかないと古い記事が露出し続けることになります。
Home | CloudFlare | The web performance & security company
11月にはmod_pagespeedを入れてみました。これかなりアグレッシブにコンテンツを最適化してくれるんですが、あまりにアグレッシブ過ぎて、Amazonのアフィリエイトバナーが表示されなくなったのでやめました。もうちょっと設定詰めないとダメかな、と思ってます。この経験で分かったこと。jsやcssのシェイプアップや配信最適化って、結構効くんだなぁ、と。
あと、意外に、ブログ村からの流入はありますね。これは意外でしたが(失礼!)。
サーバー自体についてですが、当初からこのサイトは、VPS上にdockerでサンドボックスを作って、その中で運用しています。特に外部からの攻撃でどうなるということは無いとは思っているんですが、VPS内でもドメインを切り出せるdockerの技術は使ってみたかったから。
dockerはストレージとネットワークのマネジメントがちょっと癖がある感じです。ストレージはコミットするタイミングが難しい。このようなオンライン稼働を行うと意外に肥大化します。ネットワークは、もうちょっと公開制御のやりやすい形になってほしいところ。ポート単位ではなく、IP単位とかになってくれると、試験環境として使いやすいかな、と思っています。ただ、この辺の触り心地って、昔のKVMを見ているような感じなので、開発系の環境では今後やはり流行ると思います。
docker内のサービスの状態については、New Relicとkibana、そしてxymonで外から見れるようにしています。
New RelicはWordpressのW3 TOTAL CACHEが対応していたこともあり導入してみました。PHPのパフォーマンスの詳細な内訳が見れたり、サーバーモジュール入れると負荷やトラヒックが可視化できたりして楽しいです。無料アカウントだと、データの保持期間が48時間くらい?に限られてしまい、また機能も限定的でちょっと残念な感じ。ただ、Webが止まったり、サービスのKPIが落ちるとメールで通知が来たりして、監視サービスにもなるため、ちょっと使う分には非常に便利だと感じてます。
Application Performance Management & Monitoring | New Relic
kibana/Elasticsearchは流行りなんで使ってみた、と。正直、これ使うまでは、その魅力が良く分からなかったんですが、実際使ってみると便利で感動します。fluentdでdocker内からログを掃き出し、それをElasticsearchに貯めて、kibanaで可視化する、という流れが非常に美しく機能的で、これは使うべきだな、と思いました。アクセスログの設定のポイントは、CloudFlareを使っているということもあり、X-Forwarded-Forヘッダで実アドレスを見れるようにするところです。
こんなビジュアルが簡単にできる。かつ、syslogを同じように読み込んでおくと、アタックとかも分かります。
こんな風に、ログ出力量が変わる時間帯があったら、アタックです。まぁ気づいた時には遅いんですが、何をやられたのかとか、ビジュアルから追うことができるので、便利です。この図だと、グリーンがdocker内、オレンジがVPS本体です。やっぱきちんとセキュリティはかけないと、怖い世の中です。
xymonはディスク使用率等の長期的な傾向を押さえるために入れています。僕はこのxymonについては、BigBrother→hobbit→xymonと使い続けていますが、最新のxymonはやっぱり良いです。画面表示や設定も洗練され(長らく、ホストリストファイルが、bb-hostsだったのが、hosts.cfgになったのは、ちょっと感慨深かった)、監視ツールとしての完成度が着実にアップしています。
個人的なお気に入りは、apacheのserver-status統計。busy workerの数とかを統計で眺められるのは結構便利だと思っています。
以上が、稼働半年を迎えた、このサイトの運転状況です。いろいろとプローブを仕込みつつ、dockerサンドボックスでphpやmysqlの最適化をかけて、サイト運営を楽しんでいる感じです。CEOとか広告収入とか、良くわかりませんが、これからもブログは継続したいな、と。
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