6/28に取り付けたAMZ93sd。2日ほど走ってみた感じや、設定の注意点など、現時点で分かっていることをまとめておきます。
走ってみた感想&初期設定の罠
早速走ってみましたよ。AR-G1Aと2個付けた状態で走って、比較しつつ、設定を詰めつつ、動きを見極めつつ、という感じで、週末2日ほど走って、設定してみた感じを以下に。ドライブコースとしては、圏央道開通記念で埼玉から山梨までグルっと走ってきたんですが、それは別エントリで。
まずは失敗した話。最近の機械はいろいろ親切で、取扱説明書見なくても使えるものが多いですが、はっきり言います。このAMZ93sdについては、取扱説明書を熟読すべきです。熟読しないと、壊してしまったり、本来の魅力を発揮できない可能性があります。実際、私も半日くらい、ちょっと後悔しそうだったし。
まず、ODBII接続の場合、電源はODBIIケーブル経由で供給されます。結局1本しかケーブルは刺さりません。このODBIIという端子は、常時通電の端子なため、取り扱いに注意が必要です。取扱説明書には、以下の注意書きがあります。
- ODBII接続したときは、本体の電源スイッチでOFF/ONしないこと(常にON)
- ODBIIケーブルの抜き差しは、エンジンOFF状態で実施すること
2番目は電装系を弄る場合の鉄則なのでアレですが(バッテリーも外しておいたほうが本当は安心なんでしょうけどね)、1番目、結構これはポイントかもしれません。正直、取り付けるとき、電源がなかなか入らなくてケーブルの抜き差しを試していたので、危うく壊すところだったかもしれないと、ちょっとドキッとしました。
ODBII接続の場合、常時通電になっているため、電源ONのタイミングが、エンジンスタート時になります。シガーソケットに接続しているAR-G1Aは、ACCでONになるんですが、AMZ93sdはエンジンスタートしないと電源が入りません。これはそういうものだと思っていますが、いろいろ設定を弄る間、エンジンをかけておかなければならないのは、ちょっと使い勝手悪いかなと思いました。
ここから設定になります。私が「失敗した」と思ったのはここです。最初、取り付けた直後の状態でドライブに出かけてしまったんですが、思いのほか、警告や情報アナウンスが少ないし画面表示も地味なので、こんなもんなの?とちょっとガッカリしてました。
そこで取扱説明書を見ると、最初に設定すべき手続きが書かれています。出荷状態ではモードが「ノーマル」になっているため比較的重要な情報しか表示してくれない状態です。取扱説明書によれば、まず「フル」にして、そこから表示すべき情報を絞っていくようにするのが正しいアプローチなようです。実際、「フル」にしたら、欲しかった情報から要らない情報まで、全部アナウンスされるようになりました。また、警報画面についても、「待受固定」が初期値で、この状態だと、所謂マップ表示の警報画面には切り替わってくれません。これも設定変更で1000m以内で画面切り替えにしました。
うーん、こういうのは本体にシールか何かで示して置いて欲しいかなぁ。ケータイなんかだと、いろいろ貼ってあったり、小さな紙切れで案内があったりしますよね。ちょっと不親切かなぁと思いました。
AR-G1Aとの比較ですが、これはセルスターとユピテルの案内方針の違いというか、あとはAMZ93sdがもうちょっと「学習」が進めば変わるかな、と思いつつですが、端的に、道路判定がAR-G1Aのほうが正確なような気がします。AR-G1Aは高速料金所を過ぎた瞬間にハイウェイモードに切り替わります。かなりの確度です。AMZ93sdは道路判定のタイミングが高速に入ってからになっています。設定で改善できるのかはこれから調べます。
速度制限の補足タイミング(高速道路、制限速度100kmです、のアナウンスのタイミング)や、取締エリアのアナウンスのタイミング等は、ほぼ100%一致しています。気持ち悪いくらい同時に警報が上がるタイミングもあるため、この辺の根拠としている情報は一緒なのかなと思います。
県境アナウンスは、ユピテルが「この先、○○県です」と、先にアナウンスするのに対して、AR-G1Aは「○○県に入りました」と後から言ってきます。ここは案内の方針の違い。
期待のOBDIIですが、これがなかなか楽しいです。データ表示にタイムラグがあります。約1秒程度。これは本体の機能というより、ODBIIの情報がこの程度の頻度でしか更新されないためかなと思っています。というのも、AMZ93sdが内部で持っている加速度情報等は相当の頻度で更新、表示されているので、ODBII固有かなと。
取れる情報については、Webでカタログなど見ていただければと想いますが、エンジン回転数からブースト圧、燃料噴射量など、ひと通り取れるものは設定で表示可能です。画面に最大で14項目並べられ、個別に表示項目を設定できるのはやっぱり凄い。ちなみに私は、メーター3個で周囲に4項目表示される、プリセットDを常用しています。現在の設定は、運転時間と高度、速度に回転数に燃料噴射量、そして瞬間燃費と今回燃費、という感じです。アクセル開度とか表示してみたことがあったのですが、DBWのせいかどうか分かりませんが、単純にアクセルを踏んでいる量では無いので、表示をやめました。個人的に重要なのが運転時間。要するに運転区間の経過時間を見るためのもので、ベンチマークとして使っています。AR-G1Aではエコ表示画面にしかこれが無くて使いづらかったんだよね。
タッチパネルは感圧式で、決して反応の良いものではありません。静電容量式のスマホ的な操作感を期待しているとがっかりします。でも、これだけ複雑な設定項目を、リモコンだけでポチポチ操作するのははっきり言って無理です。このタッチパネルの操作感は、正直、必要にして十分かな、と思っています。むしろリモコンが問題で、ボタンが硬すぎて押しづらいです。リモコンは小さすぎるのも考えものだな、と思いました。あまり関係ありませんが、こういうリモコンを見ると、昔使っていたSONY XYZ777のロータリーコマンダーを思い出します。あの卓越した操作感が懐かしいです。
以上、とりあえず、2日間使ってみた、第一印象です。まだ燃費記録やトンネル内オービスの捕捉など、確認できていないポイントもあるので、継続して使って、またアップしたいと思います。
続く。
https://blog.ayurina.net/2014/06/30/レーダー探知機を衝動買いした件(4)%E3%80%80女性3/
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