Keychron B1 Proレビュー。Windows、Mac、USBドングル対応で、現状コスパ最高のパンタグラフキーボード。JIS配列食わず嫌い克服へ。

コンピューター
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久々にキーボード買いました。Keychron B1 Proです。長らくSatechi X1 Slimを使っていましたが、思うところあって今回はJIS配列のパンタグラフキーボードを購入してみました。いろんな意味でストレスが減って嬉しいです。

久しぶりにキーボードを買った話

実は私、USキーボード信者です。USキーボードの横長のリターンキーと大きなスペースバー、そしてシンプルで均整の取れたデザインが好きで、自宅で使うPC環境は長らくUSキーボードで統一してきました。

ただ、ふと気づいてしまいました。普段会社で仕事をしているときは、会社支給のJIS配列のノートPCで作業しています。リモートワーク用に用意されているVDIももちろん日本語Windowsで日本語配列です。日本語キーボード設定されたWindows環境でUSキーボードで仕事をするのも慣れたもので、特に不便は感じていなかったのですが、あれ、これってUSキーボードである必要性って無いよね?と気づいてしまったのです。

さらに追い打ちをかけたのが、先日購入したミニPCです。

当初はこのPC、日本語WindowsでUSキーボード設定で使おうかと思っていました。ただ、これを普通にやろうとすると、意外にキーが足りなくて苦労します。IME切り替えキーを何にするか問題が常につきまとい、最終的に、キーボード設定をJISキーボードにして、USキーボードで無理やり使うという環境になってしまいました。これならキーボード左上の「`」が全角・半角で潰されますが、使用感として不具合はありません。

でもね、なんか違うんですよね。結局、頑張ってUSキーボード使うことに意味があるんかね、と、真面目に思ってしまい、ふと、良いJISキーボードは無いかと、物色を始めてしまったのが発端です。

長らく使っていたSatechi X1 Slim。今でも最高のキーボードの一つなんですが、今回はJISキーボードにチャレンジです。

Keychron B1 Proといういい感じのキーボードに出会う

私がキーボードを選ぶうえで最も重視していたのは「見た目」といって良いでしょう。USキーボードを選んでいた最大の理由が見た目です。キーボードって作業中は常に目に入るものなので、あまりに洗練されていないデザインのものを手元に置いておきたくない、というのが最優先でした。

なにより日本語キーボードは不格好なものが多いです(※個人の意見です)。キートップにかなの印字があるだけでも煩雑です。そもそもかな入力をしない大多数のユーザーにはこれこそ無用です。そして日本語入力関連の機能キーでスペースバーが切り刻まれていて美しくないです。そして良くあるのが、キー数の違いによるキーボード右側のバランスの乱れ。妙にキーが縦長になっていたり、逆に妙にエンターキーが巨大化していたり、何かとJISキーボードには不都合があります。

こういったバランスを解決したキーボードは数少ないです。例えばロジクールの一部のキーボードやLenovoの外付けキーボードなどがこれに該当しますが、比較的選択肢が少ないのが実情です。

そんな中、運良く見つけてしまったのが、今回購入した「Keychron B1 Pro」です。

ぶっちゃけ、このキーボードは考えられうる最高スペックになっていて、一目惚れしてしまいました。ポイントを列挙します。

理想的なキー配列

まずはキー配列です。すべてのキーが標準サイズで設定されており、よくあるキーボード右側の窮屈な感じもありません。スペースバー周りのバランスも良くて、デザインに不格好さが無いのが気に入りました。

そしてなにより、「カナ印字なしモデル」が選べるのがポイントでした。キートップがシンプルな英字での機能表示だけになっていて、JISキーボードにありがちな散らかった感じが無いのが良いです。

有線、Bluetooth、そしてUSBドングル対応

このキーボードはBluetoothに加えて有線とUSBドングルにも対応しています。正直、もうBluetoothキーボードの接続性に関連したトラブルは踏みたくないので、無線はUSBドングルで利用したいです。

価格

このスペックで7000円っていうのはかなりコスパ良好だと思います。似たようなスペックのキーボードだとLogicoolのMXあたりがあるのですが、1万円を超えるのが普通です。このスペックでこの値段はまさに価格破壊と言って良いでしょう。

入手性

意外に大事な入手性。Keychronのキーボードも最近はかなりメジャーになってきて、AmazonなどのECサイト意外でも普通に買えるようになってきているのも安心感が高くて良いです。今回はヨドバシで店頭受取で購入しました。欲しいと思ったときにすぐに手に入るのは重要なことです。

Keychron B1 Pro

というわけで買ってきました。Keychron B1 Pro。

なんていうか、価格相応なのか、他のKeychronキーボードの箱に比べるとちょっとシンプルな印象で拍子抜けでした。良い意味で普通です。

どうやらキーマップの変更ができるのもポイントらしいです。私はあまりいじらずデフォルトで使いたいのでそのままにしています。

箱を開くと本体とスタートガイドの厚紙が入っていました。

説明書らしい説明書はこのスタートガイドしか入っていませんでした。必要十分ではあると思います。

その他付属品としては、USBドングルにType-Cケーブル、USB A to Cの変換コネクタです。本体には、カバーの上からでもキーが打てるタイプのシリコンカバーがかかっていました。このままでも使えそうな感じのカバーですが、そういう用途なのかどうかは不明です。

本体です。かな印字の無いシンプルなデザインが良いです。スペースキー周りもごちゃごちゃしていなくていい感じです。

Satechi X1 Slimとの比較です。キーピッチはほぼ同じですが、若干打感は重めになっています。キートップがサラサラとした質感なんですが、おそらく使っているうちにテカってきそうな材質です。キートップが軽く凹んでいるのは打ちやすい感じもあります。

実は細かなポイントとして、fnキーが右下にあるのが意外に大事だなと感じました。キーボード左下のCtrlは実は案外良く使うので、ここにfnがあると意外に邪魔というか、Ctrlが押しにくくて不便なんですよね。まあ設定でCapsLockをCtrlにしてしまうので、実用上問題は無いのですが、改めて並べてみて、fnキーの位置は重要かもしれないと感じました。

さすがの最新版は使い勝手も良い

早速、ミニPCとMacBook Proに接続して使ってみました。

ちなみにどうでもいい話ですが、Windowsってキーマップが1つに固定なんですが、MacOSって接続デバイスごとにキーマップが変えられるんですよね。これWindowsでも対応してほしいなといつも思います。

有線およびUSBドングルでの接続での動作は快適そのものです。特にUSBドングル接続だと有線キーボード同様に認識されるので、BIOS設定から無線キーボードが使えるのは地味にポイントです。

期待していなかったBluetoothですが、流石にSatechi X1 Slimに比べて接続も速く安定しているように感じました。ただ、やっぱりPCの負荷状況などによってチャタリング出るのはBluetoothの限界かなというところです。普段使いにはやっぱりUSBドングル接続が有線接続が良いと思いました。

改めて、Satechi X1 Slimのほうが良かったかなと感じたところは、トップのファンクションキーの列の高さです。Keychron B1 Proのファンクションキー列は通常のキーと同じサイズなのですが、これは最近のMacBookのデザインと同じです。これ実は私が最近のMacBookのキーデザインで気に入らないポイントの一つだったんですが、実際B1 Proを使ってみると、やっぱりぱっと見た瞬間、この列を数字キーの列と誤認する感覚があります。やっぱりファンクションキーの列は別サイズのほうが嬉しいかなと感じました。

キーの打感の多少の重さは慣れかなというところです。Satechi X1 Slimに比べると多少静かかもしれません。

さて、肝心の日本語キーボードとしての使い勝手ですが、正直、やっぱり日本語OSには日本語キーボードだよな、という納得感が強いです。MacもWindowsも、ちゃんと日本語入力用の機能キーが働くのは当然ながら便利です。USキーボードを使っていると、キーマップの都合上打てない記号(アンダースコア)もあったのですが、当然そんな不具合もありません。

当たり前のことですが、JISキーボードは日本語環境では便利です。

LogicoolのSIGNATUREマウス(Lサイズ)と併用して使っていますが、デザインのシンプルさに統一感もあっていい感じです。

日本語キーボード食わず嫌いを克服か・・・

以上、久々に新しいキーボードを購入して、JISキーボード食わず嫌いを克服しつつある話でした。Keychron B1 Pro、マジで良いキーボードです。オススメしたい。

本当に、Keychron B1 ProのJISモデルを使ってみたら、USキーボードに拘る理由がなくなってしまった感じがあり、若干拍子抜けしたところがあります。やっぱり日本語環境には日本語キーボードだよな、と思いつつあります。

でも体がUSキーボードに慣れてしまっているためか、リターンキーとBSキーの押し間違いが時々出てしまいます。どちらもUSキーボードだと横長なので、JISキーボードよりもキーが近いんですよね。慣れの範疇ではあるのですが、ちょっと時間かかるかなというところです。

これでもうUSキーボードに未練が無くなったのか?というと甚だ疑問ではありますが、JISキーボードにも良いものがある、ということに気づけたのは良かったと思っています。

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