ニュー・グリーンピア津南スキー場の旅。十日町のローカルスキー場初訪問。良いスキー場なので、次回はトップシーズンに訪問したい。

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突然、思いついたように、前から気になっていたスキー場「ニュー・グリーンピア津南」に滑りに行ってみました。遠いけど、良いスキー場ですね。ただ、やっぱり本当の魅力は非圧雪ゾーンなのかなと思いました。あとはクワッドリフト速ければ最強格だというのが正直なところです。

予定を変更して、「ニュー・グリーンピア津南」へ

2025年3月15日、土曜日です。予定では奥利根スノーパークに行くつもりだったのですが、どうやらこの週末はイベントがあるらしく、混雜が懸念されたので、予定を変更して、以前から気になっていた「ニュー・グリーンピア津南」に行ってみることにしました。

3月も中旬ということで、スキー場の混雜も闌かなと思っていたんですが、どうにもまだ混雜している気配があります。今週末は水上方面に滑りに行く予定を立ており、奥利根スノーパークを第1候補にしていました。ところがホームページ等で情報を見てみると、どうやら「楽園市」というイベントをやっているらしく、なんか混んでそうです。

そんな中、某Youtubeチャンネルでニュー・グリーンピア津南の滑走動画が上がっていて、そういえば、と思って調べてみたら、沼田からだと1.5時間くらいで行けるんですね。ここは高速からも遠くて空いていると噂のスキー場です。ちょうどいい機会なので、行ってみることにしました。

往路は高いガソリンと冬期通行止めの罠

出発はホテルルートイン沼田からです。

朝5時過ぎに起床して、朝風呂に向かいました。普段はほぼ貸し切り状態の朝風呂でしたが、この日はちょっと時間が遅かったこともあってか、なんと5人くらい入っていました。朝から、なんだか思った以上に混雜している気配を感じるスタートでした。

荷物を片付けて、車に乗せて、6:30からの朝食バイキングに向かいました。この時期もう霜も降りて無いので、朝の準備に時間がかからないのは嬉しいです。一方で、朝食バイキングは懸念された通り、凄い混雜で、行列してるし席もいっぱいだしで、諦めて出かけることにしました。

さて。沼田からニュー・グリーンピア津南まではだいたい80km。無給油で自宅まで走り切るのは厳しいし、ガソリンが少ない状態で走るストレスは馬鹿にならないので、給油してから出発することにしました。ところが沼田市街、朝から開いているガソリンスタンドが少ないです。仕方ないので国道17号沿いの24時間営業のスタンドまで給油に向かいました。

が。ここでトラブルと言うかなんというか…ガソリンが高かったです。普段入れているスタンドとは1リッター当たりで10円以上違います。失敗したなーと思いました。実はガソリン価格って地域差が大きいので、スキーに行くときは給油する場所を計画的に選ぶ必要があるんですが、今回はあまりに思いつきが過ぎました。長野と群馬はガソリン価格が高いです。むしろ新潟のほうが安いです(実際、道中十日町で見かけた看板のほうが実際にアプリ会員価格で給油した値段より安かったです)。これは覚えておかんといかんなと思いました。

給油してコンビニで朝食を仕入れて、関越道で十日町方面へ向かいました。朝の関越道の混雑状況を見たら、高坂付近で渋滞が発生していたし、沼田インターの出口も渋滞していたし、やっぱりこの日もスキー場は混雜している雰囲気がありました。

十日町へは塩沢石打から十二峠を超えて行きます。途中、塩沢石打SAで休憩を取りました。ここも朝からスキー場へ向かう車が多く見られました。

十二峠はさすが豪雪地帯、道路の左右の雪壁が半端無かったです。

完全に雪で封鎖された魚沼スカイラインの入口を抜けて、十日町に入りました。

ここでトラブル。ナビに従って運転していたら、除雪されていない通行止め区間にハマりました。この情報、公式サイトのアクセス情報にあったんですよね。

ナビがこの区間を案内したがるからか、情報出してくれていました。ちゃんと公式サイト見てから行くべきだったと反省です。ちなみに、手元のナビアプリで検索してみたところ、moviLink、COCCHi、Yahooカーナビとも、この道路を案内しました。この道路を回避できたのはGoogleマップだけです。

仕方がないので国道117号まで行って、改めて「グリーンピア津南」の案内に従って走りました。

このグリーンピア津南に向かう道路がまた凄い雪壁で驚きました。こんなに凄い雪壁の道路を走るのは久々というか初めてかもしれません。道路に雪が無いのがせめてもの救いで、トップシーズンとかは厳しいだろうなという気がしました。

ニュー・グリーンピア津南の駐車場到着は8:30前です。道中、並走する車も全く見えなくて不安だったのですが、駐車場にはそこそこ車が入っていて良かったです。駐車場に停まっている車のナンバーを見ると、首都圏ナンバーは少数派です。

初めてのスキー場ということで勝手が分からず、とりあえずトイレなど探してふらふらと歩いてみたのですが、ここ駐車場とゲレンデの間にホテルの建物があるのですが、通り抜け不可になっています。スキー靴で入ってくるなという制限になっているようです。なので、駐車場からゲレンデまでは結構歩きます。

春なのに寒いゲレンデ、中急斜面が気持ち良い

改めて、準備をしてゲレンデに向かいました。ちなみに、気温は0度前後で、春装備で出かけたら寒くて体動かなくて、冬装備に着替えに戻ることになりました。春は本当に服装の選択が難しいです。

そういえば、この日は「コスプレして滑ると無料デー」だったようで、コスプレして滑っている人が多数見受けられました。ウマ娘のコスプレしている人たちがチームで滑っていたのが楽しそうでした。

チケットはアソビューです。1000円引き3500円。お手頃です。ちなみにランチ付きや温泉付きのチケットなど、様々な施策があるようです。

久々にこんなアナログなチケットを見て感動しました。まさにローカルスキー場。最高ですね。

板はS9i、ゲレンデはピステンの跡が残るパリパリのアイスバーン整地です。天気が悪くて視界が悪く、下手なゴーグルだと雪面が真っ白に見えるコンディションです。今回、OUTDOOR MASTERのクリアっぽいレンズで滑り出したのですが、雪面の凹凸が全く見えず、途中でuvexのゴーグルに替えました。このコンディションだと、uvexの偏光レンズのほうが凹凸は良く見えました。この辺のコンディションとゴーグルの相性は出たとこ勝負なのが難しいところです。

早速、クワッドリフト→高速リフトへ乗って最上部を目指してみました。途中に見える急斜面がコスミックコースです。高速リフト下には大きなクラックが見えて雪崩危険となっていました。

高速リフト降り場からの景色です。ここ高台になっていて、意外に360度景色が楽しめます。こちらは苗場山方面です。

ゲレンデは圧雪整地なんですが、日中までは気温も上がらず天気も悪くて、パリパリのピステン跡が残るアイスバーンでした。ただ、先日の八千穂高原みたいな、カチカチのアイスバーンではなく、サラサラと落ちる凍った雪のアイスバーンなので、思ったより滑りやすい印象を受けました。

北斜面になっているため、遠く日本海方面まで見通せます。

左手には十日町の向かい側の尾根のスキー場が見えました。おそらくマウンテンパーク津南とかさかえ倶楽部とかかなと思います。

意外に景色の良いゲレンデだなという印象です。ただ、この日は天気悪くて、どこもかしこも真っ白なコンディションでした。

おそらくニュー・グリーンピア津南スキー場の特徴の一つが非圧雪ゾーンだと思うのですが、この日はカチカチで緩んでおらず、スキーで滑るのは躊躇しました。午後になって緩んでくると、多少滑れる気配はあったのですが、危なそうなのでやめておきました。

高速リフトから見えるコスミックの急斜面です。ここからの眺めも良かったです。基本アイスバーンなので滑るのは辛かったです。

ホテル回りの積雪状況はこんな感じで、残っているだけでも2mくらいは積み上がっている感じでした。

そしてその積み上がった雪の上がゲレンデになっており、見上げる高さに圧雪車が停まっています。津南町の積雪の凄さを感じました。

午後になって多少晴れてきたゲレンデです。前を滑るのはウマ娘。この頃になるとやっと少々雪が緩んで滑りやすくなってきました。

多少明るくなって滑りやすくなってきたゲレンデです。午後遅くなってやっとゲレンデも緩んで、滑りやすいコンディションになってきました。

ちなみにこちらはかぐら方面。送電線が並んでいるのが特徴ですね。

こちら上級者コース、ミルキーウェイの出口付近です。上部の非圧雪ゾーンはカチカチのボコボコなので迂回路しか滑っていません。

第一リフト側、サザンクロスからの眺めです。こちらはリフトが短いので練習には最適なゲレンデです。こちらの斜面を滑り込んで、15時過ぎに上がりました。

駐車場にうず高く積まれた雪の山。除雪も大変だったろうなと思います。

初めて訪問したニュー・グリーンピア津南を滑ってみた感想ですが、ゲレンデは意外に中級者面が多く滑り応えがあるなという印象です。おそらくサザンクロス側にはコブの設定もありそうですし、中上級者でも楽しめそうです。一方、迂回路がしっかり整備されているので、初心者にも安心だと思います。

ただ、そんなにゲレンデ自体に幅広さがありません。狭すぎるわけではなく、中程度の広さの斜面がしっかり整備されているという感じです。

リフトはペアリフト2本は回すのに最適です。第一リフトは短くて良いです。高速ペアの第6リフトは概ね1000mを結んでおり、非常に効率的に斜面を回せます。問題はクワッドリフト。実測で10分ほどの乗車となっていたのが惜しいところです。もしかして減速してたんですかね。このスキー場、クワッド速かったら最強レベルのスキー場になるなと思いました。

一方で、レストランの雰囲気など、ローカルスキー場の感じがあって非常に良かったです。久々になかなか良いスキー場に出会った気がします。

春先ということでコンディションはアイスバーンだったのが惜しいところで、ここは非圧雪ゾーンが楽しめるトップシーズンに来るのが正解なのかなと思いました。

久々に整地を滑り込む

最近、コブばかり滑ってたんですが、ここにはコブも無かったので整地練習してました。

テーマは外傾の作り直しです。コブの中でもしっかり外傾姿勢に入れないと板をコントロールできないので、改めて脇腹の緊張感を確認しながら急斜面での滑走など確認しました。結果として、外足への重みを増して、アイスバーンでも安定して滑れるようになった気がしています。

やっぱり春のコンディションは難しいですが練習になります。

果てしなく遠い帰路

ここから横浜まで帰らないといけないんだな…というのが滅入るところですが、頑張って帰ります。ガソリンの心配が無いだけでも嬉しいです。

温泉ですが、そういえば昔、誰かにオススメされた記憶がある「ゆくら妻有」に行ってみました。

朝、引っかかった冬期通行止め区間の近くにあるので、場所はすぐに分かりました。混雜しているかなと懸念されたのですが、駐車場に空きもあったのでスルッと入ることはできました。料金はクレカで払えて便利でした。

脱衣所に入ると思った以上に混んでいてびっくりしました。地元の方とスキー帰りの人が居たようですが、おそらく地元の人たちのほうが多く、挨拶している人が目につきました。鍵付きロッカーもありましたが、カゴをそのまま押し込める蓋付きの棚というのが設置されていて、これが便利でした。

洗い場は10箇所以上、湯船には薬の匂いがするお湯が満たされていました。源泉かけ流しです。気持ちよく汗を流して温まることができました。時間帯によっては混みそうな施設ではありますが、施設も綺麗だし、ぜひこっち方面に来た時は立ち寄りたいなと思いました。

再び十二峠を通って塩沢石打に戻り、関越道で東京方面を目指しました。

谷川岳PAでもつ煮定食を頂きました。時間的にちょっと人は多めではありましたが、無事座って食べることができました。濃いめの味噌味のもつ煮が美味しかったです。

高坂付近で渋滞が発生していましたが、嵐山PAで仮眠を取っていたら解消され、結局復路も特に渋滞などなく横浜まで帰ってくることができました。嵐山で仮眠を取ったこともあり、到着は23時過ぎになってしまいましたが、そんなに遠さは感じずに帰ってくることができました。

ただ、走行距離を見ると、やっぱり無給油は難しかなったかなと思いました。

ニュー・グリーンピア津南、たまには訪問したいスキー場でした

以上、ニュー・グリーンピア津南に初めて滑りに行ってみた話でした。良いローカルスキー場だなというのが感想です。もう少しクワッドリフトが速かったらねー。高速リフト回してる限りは非常に快適で良かったです。レストランの雰囲気など含め、たまに滑りに行きたいスキー場だなと思います。

確かに遠いのですが、道路状況さえ良ければそんなに苦にならない距離かもしれない、というのが実際に行ってみた感触です。リフト券もリーズナブルで良いですね。

コスプレ滑走も含め、イベントもいろいろ行われているようですし、注目のゲレンデだなと思いました。

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