ふと思い立って、久しぶりにムイカスノーリゾートに行ってみました。平日はガラガラという噂だったのですが、本当にガラガラで驚きました。レストランとかかなり縮小営業されていたのが残念です。春のザブザブの雪で、コブも滑れなくて、なんだか疲れました。
久しぶりにムイカスノーリゾートへ行ってみた
2025年3月14日、金曜日。この週末は日曜日以降天気が悪くなるという予報です。それに先んじて、春の関越道ツアーに向かいました。1日目はムイカスノーリゾート、2日目は奥利根スノーパークを第1候補としていました。今回も関越道はウィンターパス利用です。ムイカスノーリゾートは六日町インター近くということで、ウィンターパスのエリアの北限、つまり一番得する使い方ってことになります。
ムイカスノーリゾート、調べてみたら前回訪問したのは2019年なので、6年ぶりになります。
この時はチケットを入手できたので滑りにいったので、実質、滑りに行くのは今回が初めてみたいな感じです。週末は混んでそうなので、平日に行くことにしたのですが、ネットで調べると、平日はガラガラというレポートが見受けられます。空いているのは良いのですが、あまりにガラガラだと逆に気を使うので、ちょっと心配です。
加えて、実は関越トンネルを超えて越後湯沢に向かうのも久々です。今シーズンは寒波によって天候が悪いうえに積雪量が多すぎて、越後湯沢方面に向かうのはちょっと躊躇していました。春になって天候も安定したので、改めて滑りに行ってみることにしました。
久々だし、実質初訪問みたいな感じだし、期待と不安と半々くらいでムイカスノーリゾートへ向かいました。
久々の訪問で困惑
出発は4:30頃。いつもの感じで金曜早朝の環八通りを走って練馬インターへ向かいました。毎度この時間は大型車が多く、ちょっと窮屈な感じの道中になるのですが、この日もやっぱり大型車は多かったです。
関越道に入るとその先は特に混雜無く、いつもの平日早朝の感じでスイスイと流れていました。

赤城高原SAで休憩です。

流石に3月も中旬だし空いてるかと思ったら、そんなことはなく結構混雜していました。といってもトップシーズンほどではないですね。

武尊山の景色です。流石に春めいた雰囲気がありました。

谷川岳、湯沢方面。全体に山々の景色も春らしさを感じられるようになってきた気がします。寒波が去って、しばらく雪が降っていないことも影響するのかなと思いました。
久々に関越トンネルを超えて越後湯沢に入ると、岩原スキー場の先日の全層雪崩の跡が目に入りました。ゲレンデの他の場所はしっかり雪が積もっていることもあり、雪崩で土が見えているところが一層目立ち、なかなかに痛々しい景色でした。
六日町インターを降りてからムイカスノーリゾートまではそんなに遠くないのですが、道中道路の左右に雪壁がしっかりと積み上がっていたのが印象的でした。こんな雪壁を見るのは久々で、今シーズンの積雪量の凄さを感じました。
ムイカスノーリゾート駐車場到着は7:50頃です。早く着きすぎた…とちょっと反省しつつ駐車場に入ったのですが、案の定、まだ誰も居なくて困りました。平日なので案内も無いし、ぶっちゃけどこに車を停めれば良いのか分かりません(苦笑)。いや、もちろん、駐車マスが決まっているので分かるんですが、実質初めてみたいな感じで、ちょっと戸惑うという。

なんか良く分からず、ホテル宿泊者用駐車場っていうところに迷い込んでしまいました。朝イチの駐車場はこんな感じでした。

ここで良いんだっけ?と戸惑いながら写真を取りつつ、時間を潰す私(苦笑)。天気良いなー。
しばらくして気持ち悪かったので、車が埋まってきた下の段の駐車場に車を移して、やっと心の平穏を取り戻せました。やっぱり人が居るって大事だなと思った早朝のムイカスノーリゾート駐車場でした。
ゲレンデもガラガラ、朝から春のモサモサコンディション
チケットはネットで500円引きになっていたのでこれを購入しました。

もっとお得なチケットがあったのかもしれませんが、良く分からなかったので公式サイトから購入しました。QR発行されるやつです。

発券機はチケット売り場の横に設置されていました。


SKIDATAのICチケットです。使い切りでデポジットは無し。回収はされていました。ゲートも全てICゲートになっていました。

滑り始めのころの駐車場の埋まり具合。本当にガラガラでした。

天気は良かったです。躊躇なく春装備で問題ありませんでした。むしろ暑いくらいでした。

山麓からの一本目はクワッドになります。このクワッドは比較的速くて良かったです。以降、上部ばかり滑走しているような写真が続きますが、このクワッドで回せる山麓側のコースも変化に富んで楽しかったのでオススメではあります。

クワッド降りたところからの上部ゲレンデの様子です。ムイカはゲレンデが広いです。そして景色も良いです。凄い開放感でした。そして朝から雪質はザブザブです。

上部はペアリフトが2本動いていました。メインはこの山頂へ向かうペアリフトです。ただ、本当の山頂へ向かうリフトは廃止されていて、ハイクアップゾーンになっています。

リフトで登れる最上部からの眺めです。とても綺麗でした。

センターロッジ付近からの長めです。ゲレンデの広さが感じられます。一方で斜度の無いエリアが広く、特に春の雪のコンディションだとちょっと辛い感じはしました。

こちらは中腹までのペアリフトの降り場から。広々とした緩斜面になっており、練習には最適かなと思います。ただ、春雪だと辛いかと思います。

板はS9i。そろそろ春なので、サブ板に切り替えようか悩ましいところです。

ゲレンデは朝からザブザブの春の雪でした。多少風が冷たかったのと、硫安が撒かれていたお陰もあってか、ストップ雪にはならず、逆に異様に滑る雪でビビリました。
特に朝、硫安を巻いたばかりのゲレンデは、硫安で硬いところと柔らかいところが斑になっていてなかなかに不思議な怖さがありました。時間が経つと全体にヌルヌルと滑る雪質になっていました。滑らないよりはマシですが、ちょっと厳しいコンディションだったなと思います。

本当に天気は良かったです。まさにムイカブルー。青い空に広いゲレンデは映えます。

積雪はこの日の公式で300cmとなっていましたが、リフト脇など見るとたしかにそれくらいありそうです。とてつもない積雪量だなと改めて思いました。

コブはリフト脇に自然コブができていました。これがいびつでかつ雪が柔らかすぎて全く滑れませんでした。

上部の上級コースは翌土曜日からテクニカルの事前講習・検定会で使われる予定だったようです。こちらも硫安が撒かれて滑るヌルヌルのゲレンデになってました。

コブの下の方、こっちは多少滑れたんですが、やっぱり難しかったです。

午後になって日が陰ってきたゲレンデです。日陰は若干硬いところも出てきていましたが、1日中とにかくザブザブなゲレンデでした。

上部、結構ハイクアップしている人が多かったのは印象的でした。

疲れ果てたのでこの日は15時過ぎには撤収しました。写真の通り、ほぼ誰も滑っていないくらい空いてました。
幅広のゲレンデが気持ち良いムイカスノーリゾートでしたが、春のコンディションだと、広くて緩やかな斜面が若干辛いです。もう少し寒い時期のほうがここは良いのかなと思いました。
春のゲレンデはスキー板が汚れる

そして春のゲレンデの特徴ですが、凄い板が汚れました。びっくりするくらい真っ黒になります。
ちなみに、私がスキー後の板のクリーニングとベースワックスに使っているのが、こちらの2ウェイクリーナーというものです。これとキッチンペーパーを使って、滑走後のクリーニングと簡単なワクシングをしています。滑走前に簡易ワックス(NotWax)を組み合わせて使っています。
春のスキー後にスプレーワックスを使うとスポンジがあっという間に真っ黒になってしまうのですが、この2ウェイクリーナーだとキッチンペーパーで拭き取るので汚れも見えるしスポンジみたいに汚れが残らないし、良いこと尽くめなのでオススメです。
平日のゲレンデについて考える

しかし本当に平日のムイカスノーリゾートは空いていました。っていうか、ショップとか開いてないんですよね。

実は前回、デザート工房ヤミーのジェラートが美味しかったので、今回も食べたいなと思っていたんですが、平日はお休みだったという。さらに言えば、ホテルの温泉の日帰り営業も休止になっていました。ちゃんと調べて行かなかったのが敗因ではあるのですが、空いているから開けていないのか、開いていないから空いているのか、ちょっと気になるところではあります。
平日のスキー場を廉価サービスにするのか、プレミアムサービスにするのかっていう戦略の違いかなぁと思いましたが、個人的には平日限定メニューとか、むしろプレミアム感出したほうが行きたい気持ちになるかなぁと思うんですけどね。難しいのかなぁ。
コブが滑れんかった話
まあこんな日もある、ということなんですが…この日は本当に調子悪かったです。とにかくコブに入れなかったです。

先週のバンプス8含め、そこそこ最近コブは滑れるようになっていたつもりだったのですが、この日のムイカのコブは自然コブで柔らかくて滑りが良すぎて全く滑れませんでした。
想定外だったのが、柔らかすぎることです。多少柔らかいほうがコブは滑りやすいんですが、この日のコブは柔らかすぎて、押すと潰れるし、ちょっと角度間違えると本当に板刺さるし、なんだか難しすぎました。さらに硫安の効果か、異様に滑るんですよね。久々に発射したりしてました。
滑っている人を見ていると、完全なズラシで入るのが正解だったような気もしたのですが、なんだか体も動かず、全般に調子悪かったです。理由は要するに体調がイマイチ良くなかったというところもあるんですが、そもそも自分の技術の底の浅さを再認識する機会になりました。
特にこの日は春のシャバ雪ということで、整地を滑る時はかなり正対を意識して滑っていたところがあります。そのままのポジションでコブに入っていたところもあって、良くなかったかなと反省です。
一方で、斜度が緩いところのラインっぽいコブについては、ターンが間に合いさえすればちゃんと滑れる瞬間もあったので、こちらは収穫があったように感じます。滑りきれる時のパターンとしては、ちゃんと外傾を作れれば行けた気がするので、また練習しようと思いました。
あと、もう一つ原因として、ルーティーン乱したのが良くなかった気がしています。この日は暖かかったこともあって、準備運動とかブーツの履き方とか、いつもとちょっと違ったことをしてしまっていたのが、結果として体の動きに悪影響を及ぼしていた気もします。精神的な面も含めて、ルーティーンは大事だなと思いました。
結論、柔らかいコブは確かに滑りやすいんですが、柔らかすぎるコブは難しかったです。
温泉も久々の「金城の里」へ
ちょっと早めに切り上げて、春のゲレンデで汗だくになったので温泉に行きました。本当は、ホテルの温泉に日帰り入浴するのも考えていたのですが、休止されていたのは惜しかったです。越後湯沢界隈の日帰り温泉って意外に目ぼしいところが無くて困るのですが、ちょっと調べて、これまた久々に「金城の里」へ行くことにしました。

ここはごみ処理施設の排熱を活用した施設で、市外450円で入れます。施設自体は結構狭いので、時間帯を選んでいかないと混んでて駄目そうです。今回は金曜日の夕方17時頃に訪問しましたが、10名くらい入っていて、ギリギリ洗い場待ちが出ない程度の混み具合でした。脱衣所が貴重品ロッカー+カゴになっているので、混雜に強い方式ではありますが、洗い場の数(10箇所だった気がする)も湯船の広さも、絶対的にキャパが小さいです。駐車場も狭いので、そこで判断が付くと思います。
今回はタイミングが良く、多少窮屈な感じはありましたが、しっかり汗を流して温まることができたので満足です。

温泉の駐車場も除雪された雪がうず高く積み上がっていました。道中、南魚沼の田んぼや畑には1mを超えるくらいの雪が積もっていました。市街地や幹線道路はしっかり除雪されているのですが、雪捨て場には凄い雪が残っていたり、とにかく積雪量の凄まじさを実感しました。
この日の宿泊はホテルルートイン沼田なので、関越道を走って沼田まで戻りました。途中、塩沢石打SAで夕食を頂きました。

ナイターの明かりが遠くに見えています。天気は若干雨だか雪だかがちらついていました。

にんにく香る焼肉定食。なんだか疲れたので焼肉定食が食べたくなってしまいました。濃いめの味付けの焼き肉が美味しかったです。
その後は特に積雪もない関越道を走って沼田へ向かいました。

シーズン何度目かわからないホテルルートイン沼田です。この時期だし、いい加減空いてるかなと思ったら甘かったようで、敷地内駐車場は満車でした。ただ、フロントでチェックイン手続きをしている時、ウォークインの方を受け入れていたので、満室では無かったようです。
どうにもこの週末もスキー場はまだ混んでいるような気がするので、翌土曜日の奥利根スノーパークをどうするかは考えないといけないかなと思いました。
春雪ザブザブのムイカスノーリゾートは辛かった…
以上、春のコンディションのムイカスノーリゾートに久々に滑りに行った話でした。平日だし久々だし、いろいろ段取り分からなくて困りました。
噂通り、平日のムイカはガラガラで混雜も無く快適ではあったものの、ショップ等、いろいろやってなかったのは想定外でした。普段滑りに行っているスキー場はそこまで平日営業を縮小しているところは無かったので、気をつけないといけないなと思いました。
そして今回の春雪コンディションはなんだか辛かったです。ジャバ雪ってこんなに疲れるんだっけ、というのを思い出したのもありますが、多少、反省点もあったかなというのが今回の感想です。
もう3月も中旬になり、本格的に春を感じるとともに、シーズン終了も近づいてきたなと思う今日このごろです。ただ、私個人は「桜が散ってからが勝負」だと思っているので、まだまだ滑ります。
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