12月になったので、スタッドレスタイヤに交換して冬支度です。今回は新兵器「クルピタ丸」でさらにタイヤ交換を快適にしてみました。そこそこ便利です。今シーズンでTRANPATH TXは4シーズン目になりますが、なんとか走りきれるかなという感じではあります。
スタッドレス履き替えへ
2024年冬支度、スタッドレス交換とキャリア搭載のため実家へ行きました。今回は新兵器「クルピタ丸」も使ってみまます。
タイヤ交換前に足回りを洗浄しました。本当はガッツリ洗車したかったんですが時間が無くて今回は足回りのみの洗車です。
乾くまでの間にスタッドレスタイヤを準備しました。
スタッドレスタイヤを準備
半年ぶりのスタッドレスタイヤとのご対面です。
タイヤカバーは最近新調したばかりなのでキレイです。
タイヤ個別カバーはダイソー製。1個100円ですがクォリティは十分。ただ、若干薄手なので、個人的には全体を2重にカバーで覆うのをおすすめします。
基本的に収納前にも洗ってあるのでキレイではあるのですが、状態確認します。
こちらが前回、フロントに付けていたペアのトレッド面です。
こちらがリア側。
今回は走行距離の違いを加味して、クロスでのローテーションをかけます。写真で見ると結構微妙なんですが、実物を見ると若干フロントの方が摩耗が進んでいます。なのでローテーションが妥当なんですが、このタイヤ、実はフロントとリアで生産時期が違うという問題があり、今回リア→フロントにしようとしているペアのほうが1年生産時期が早い(2020年製)んです。それでゴム質的に若干摩耗が激しいように見えているところがあります。
マジ、タイヤの生産時期は気をつけないといけません。こんな感じで差が出てきます。ちなみに、摩耗度合いに不安があったのですが、その後、12ヶ月点検でディーラーで溝を測ってもらった結果として、ローテーション後、フロントのほうが残量が多い状態だったことが確認されたので、このローテーションが妥当だったという裏も取れました。
しかし無駄に気を使うのはあまり嬉しくないです。なので、来シーズンにはとっとと履き替えたいかなと思ってもいるのですが、他方、まだ溝の残量が8mm近くあるので、まだ考え中ではあります。次は製造時期ズレは避けたいので、ロットの安定する年明けくらいに買い替えたいです。
参考までに、TIREHOODでは生産時期が表示されるようになりました。
汚れてはいないのですが、ホコリも被っているので、軽くタイヤを掃除します。
軽く水洗いをしました。
リム内側を綺麗に洗って、バリアスコートを塗ってあります。またタイヤ内側にはシュアラスターのタイヤワックスを塗り込んでおきました。内側面は普段メンテできないので交換のタイミングで一通りメンテしておきました。
クルピタ丸を準備
今回導入するクルピタ丸を準備しました。
いわゆる簡易的なタイヤリフターです。タイヤを車両から外したり、付けたりするときに、楽に移動できるという優れモノです。ホイールのボルト位置合わせも楽にできる、という触れ込みですが、実際はそんなに甘くなかったので、そこは後述します。
組み立て式になっています。取説に従って組み立てます。
組み立てはそれほど難しくありませんが、若干、迷うところもありますので、しっかりと取説通りに組み立てるのがポイントです。なんとなく部品形状で雰囲気で組み立てたくなるんですが、そうすると案外とハマります。
できました。こんな形状で強度的に大丈夫なのかと、実物を見るまでは不安に感じていたのですが、全然OKでした。ちょっとハンドルが小さくて、幅の操作は面倒な感じがしますが、それ以外は問題無さそうです。
タイヤ交換へ
準備もできたのでタイヤ交換開始です。
水洗いした夏タイヤも乾きました。
フロアジャッキで交換していきます。マジ大きなジャッキがあると楽で良いですね。
ここでクルピタ丸登場。こんな感じでタイヤの下に入れこみます。
そうするとホイールがまっすぐ横に抜けて、簡単に移動できます。マジこれ超楽ちんで感動しました。スタッドレスタイヤを付ける時も、タイヤを乗せて真横からはめられます。
ただ、2点だけ惜しいところがありました。
まず、タイヤの大きさについて。夏タイヤは空気圧が高い状態で、スタッドレスタイヤは保管のため空気圧を下げてあります。結果、冬タイヤのほうがタイヤ径が小さいのです。なので、高さ調整しないままでクルピタ丸にホイールを乗せても、高さが合わず、まっすぐはまりません。若干高さを調整する必要があります。
そしてもう1点が、ボルトの位置調整です。クルピタ丸に乗せた状態でタイヤを回すことができるので、ボルト穴の調整も簡単にできるはずなんですが、タイヤの重量もあって、そう簡単には回りません。しかも前述の通りタイヤ径が違う問題もあり、思ったより位置決めは面倒でした。
結論、タイヤをはめる時は、位置調整を考えるとクルピタ丸が無い方が楽かなぁと感じました。ただ、その場合、かなり筋力を使うので、クルピタ丸を使ったほうが体には優しいような気がします。なかなか理想通りにはいかないところもありますが、慣れるともっと効率よく使える気もしています。少なくとも、タイヤを外す時と、タイヤの移動時は圧倒的に楽なので、持っていて損はないかな、というのが率直な感想です。
タイヤを外したので、タイヤハウスの状態を見ていきます。これは右フロントです。今回はしっかりとブレーキクリーナーでブレーキダストのクリーニングをしました。
ちょっと錆が気になったブレーキディスクですが、思ったより状態は悪く無さそうです。ちょっと錆落とししたい気持ちにはなりますが、まだまだローター側には問題は無さそうです。
右リア。特に問題は無さそうです。
こちらは左リア。サスペンション周りに問題は無さそうですが、奥に見えるマフラーのフランジ部が完全に錆で崩壊しています。いつも気にはなるんですが、実用上問題は無さそうなので放置しています。
最後に左フロント。問題無さそうです。
ちなみに、後日ディーラーで12ヶ月点検を受けたところ、フロントサスペンションのボールジョイントの寿命を指摘されまして、あとで交換になりました。
タイヤ交換後、トルクレンチでナットを増し締めして、最後に空気圧を調整してタイヤ交換は完了です。空気入れはAmazonで買った大き目のエアコンプレッサーです。
コンプレッサーは多少本体が大きいほうが音が小さくて出力が大きくて良いです。早く空気が入ります。充電式のものも併用していたのですが、もうこれ一台で良いかなと最近は思っています。
キャリアを取り付けて完成
最後にキャリアを取り付けます。
こちらももう8年ほど使っているのですが、白化もなく綺麗に使えています。
取り付け完了。キャリアの取り付け位置はルーフバーの前後にかなり寄せないと、前後のキャリアのスペースが足りなくて(確か750mm奨励)、スキーのビンディングが干渉します。
キャリアはRV INNOのガルウィングタイプです。
夏タイヤを片付ける
夏タイヤを片付けます。
外した夏タイヤです。取り外し前に水洗いしてあります。
ホイールの内側、リムの汚れが落としきれていないところもあったので水拭きして綺麗にしました。本当は溶剤など使って汚れ落とししたかったんですが、日が陰ってきてしまったのでさっと汚れだけ落としておきました。
保管前に状態確認です。
フロント側。
リア側。
今年の夏に新品に履き替えたばかりで、ローテーションせずに乗り切ったので、前のほうが少々減っているように見えます。次はローテーションして走り出す予定です。
個別にダイソーのカバーをかけて積みました。
さらに全体をタイヤカバーで2重にかけて完成です。半年間のお休みです。
4シーズン目のTRANPATH TX
4シーズン目のスタッドレスで走ってみた感触です。
さすがTRANPATH TX、特に煩いとか安定性が悪いとかの感触はなく、まだまだ問題無く走れそうです。ただ、もう4シーズン目なので、ゴムの硬度については若干の不安はあります。この辺は実際に雪道を走ってみないとなんとも言えないので、シーズンインのタイミングで確認してみようかなと思っています。
その後高速を走って自宅まで帰りましたが、高速の安定性なども問題ありませんでした。まずはタイヤ交換後の感触としては良好で問題無さそうなので良かったです。
ウィンターシーズンの始まり
以上、恒例の冬タイヤ履き替えでした。4シーズン目を迎えたTRANPATH TXですが、特に問題は無さそうで良かったです。やっぱりTRANPATHは良いですね。個人的にお気に入りのタイヤブランドです。
今回新たに投入したクルピタ丸、便利ではあるけれどもちょっと微妙なところもある感じです。価格を考えれば悪くないので、次回以降も有効活用したいところ。とにかくタイヤ外して移動するまでの流れは感動するレベルで楽ちんになります。
車の準備もできたし、今シーズンは雪もたくさん降りそうなので、早くゲレンデへ行きたいところです。
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