シーズンで最も混雑する2月の三連休の最終日、再びかたしな高原スキー場へ行きました。なんといってもここは空いています。狙い通り快適でした。あまりに雪質が良かったので再び1級にチャレンジしてしまったのですが、あえなく撃沈です。
三連休最終日、再びかたしな高原スキー場へ
2024年2月12日。三連休最終日の月曜日です。再びかたしな高原スキー場へ行きました。何と言ってもシーズン最も混雑する三連休です。どうやら中日となる日曜日には、片品界隈のスキー場はどこも駐車場が満車で入れなかったとか。かたしな高原スキー場は「払い戻し対応」まで公表してたほどです。ただ、連休最終日はだいたい空いているので、ここは狙い目ということで行ってみることにしました。
この日は検定が行われていることも分かっており、実はかなり以前から、この日を密かにターゲットにして練習を重ねていました。ただ、ちょっと体調も万全じゃないので、検定コブだけを目的に滑りに行くつもりだったんですがね、結局検定、受けちゃいました。結果は駄目だったんですが、良い学びを得たと思います。
道路はやっぱり空いていた
出発は4:45頃です。ちょっと遅めではありますが、そこまでではない感じです。先日は環八で工事渋滞に当たって酷い目にあったためちょっと警戒していたのですが、この日はそんなに混んではいませんでした。
関越道も空いていました。やっぱり連休最終日は狙い目だなと改めて思ったのでした。
赤城高原SAです。流石に駐車場は混雑していましたが、そこまで酷い混み様ではありません。
武尊山方面。山が黒く見えるので、雪は少なめですね。天気は悪くはなさそうな、そんな印象をうけました。
沼田インターの出口渋滞もなく、その先も特に混雑なくかたしな高原スキー場までスムーズに運転することができました。途中、道の駅尾瀬かたしなはさすがに駐車車両が多かったので寄らずにスキー場まで向かいました。
かたしな高原スキー場到着は7:45頃です。比較的ゲレンデの近くに入れたので、やはりそこまで混雑はしていない様子でした。
降雪もあり、コンディション最高だった
支度をしてゲレンデへ。
毎度お馴染み、事前購入でドリンク券をゲットです。
この日はATOMICのジュニアカップが行われており、ゲレンデは大会で賑わっていました。とはいえ、リフトの行列もほぼ無くて、比較的快適なゲレンデ環境になっていました。
この日は検定が行われていたのですが、なんと検定用のコブは朝はまだ出来ていませんでした。
S9iで滑ります。そういえばシール変えました。
天気が良くて春の陽気でした。雪質は良好です。土曜日に降雪があったため、締まった新雪のゲレンデに仕上がっていました。
コブは作りかけだったので、丁度練習には良かったです。
祝日ですので、人はそれなりに入っていたようですが、リフト待ちはほとんど起きていませんでした。
この日は結局検定を受けたこともあり、一日かえでコースばかり滑っていました。非常に雪質が良くて気持ちよかったです。
検定コブも検定が行われるころにはしっかり掘れて立派なコブになっていました。
夕方、人もまばらになったかえでコースです。連休最終日ということもあり、昼を回るとかなり人も減って快適なゲレンデになりました。
日光白根山も綺麗に見えていました。
帰り際、終了間際のかえでコースです。ほぼ貸し切り状態でした。
この日はこんな位置に車を停められました。一日良く滑りました。
1級検定の反省と学び
もともとこの日の検定を目指して練習していたのですが、受けるかどうかはちょっと悩んでいました。最終的には、コブが綺麗で滑りやすそうということと、ゲレンデコンディションがとても良かったので、これは受けるべきかな、ということで1級受験しました。
事前講習から受けて、感触を見つつチャレンジです。
事前講習の感触としては・・・・小回りで失敗しそう・・・・
だいたい事前講習の指摘具合で、駄目そうなポイントが分かったりするのですが、今回の印象としては、「小回りで失敗しそう」というところでした。
確かに雪質は良いのですが、若干荒れ気味の急斜面での小回りということで、どうしても板に乗り切れない印象が続いたまま検定に臨むことになってしまったんですよね。これが多分、次回に向けた最大の課題かなというところです。ブレーキ要素をあまり出さないように、丸い円弧を描くように滑ることが求められるのですが、踏み込みに甘さがあるのが難点で、結果、ブレーキ要素が出てしまう点を指摘されました。
一方、大回りはかなり安定した印象です。何の違和感もなく欲しいポジションに入れるようになったなあと自分でも感じています。一度、「上に抜けているように見える」という指摘を受けたので、重心を上げないよう、横方向に移動する意識で、ターンスピードを上げるように調整してみました。結論、大回りについてはかなり自信を持って滑れるようになってきた印象があります。
コブですが、ぶっちゃけかなり易しい浅めの状態で事前講習は受けたのですが、その中でも、「左外側右ターンがちょっと遅い」という指摘を受けました。確かに右外側のほうが得意なため、どうしても左ターンで長くスピードコントロールをしてしまう傾向があるのは事実で、結果、左外側の右ターンが遅れ気味になる傾向があるのが自覚できました。ただこの時点ではどう修正すれば良いのかは良くわからいまま検定に臨むことになってしまいました。
総合滑走については、これは結構検定員によっても解釈が異なるのかな、というのが今回の学びです。今回の検定では、総合滑走ではなく「フリー」と呼んでいたのが印象的で、後から考えるとこの辺をもっとしっかり意識すべきだったかも、とは思います。
そして本番
さて、結局結果は277点で、大回りしか合格点が出ませんでした。
先に良かった点として言えるのは、とにかく大回りです。大回りについては、普通に滑って合格点が出るようになってきたのは収穫です。これは明確に、明確な方向性を持って練習してきた成果かなと思っています。逆にいえば、他の種目についてもこれくらいのレベルでの課題感が必要なのかな、というところでもあるのですが。
相変わらず合格点が出ない小回りですが、今回も、「何もできないうちに滑り終えた」という印象になってしまいました。とにかく小回りは「何もできない」が今の課題です。一方で、練習の中ではしっかりと板を噛ませて小回りできる瞬間も何度か経験しているので、再現度を高める必要があるかな、と思っています。あとはターンスピードと谷回りの入りの精度を上げたいところです。
不整地はぶっちゃけわかりやすい失敗をしました。というのも、朝はまるで掘れていなかったコブが、時が経つほどにどんどんと成長していき、検定本番の時間にはすっかり普通のコブになっていて、実質初見で滑るような、そんな状態だったというところがあります。そんな状況で、「右ターンの遅さ」が出てしまった。明らかにターンが破綻してローテーションした瞬間があったのを自覚できました。バレてないかなーとか、そんなことも思ったのですが、そんな訳はないです。
そして総合滑走フリー。今回は多分もうちょっと短めのリズム変化をしっかり入れるべきだったかなと反省しています。ちょっとゆったりと滑りすぎて、リズム変化が綺麗に魅せられなかった自覚があります。これも実はターンスピードが遅かったのが悪かったと思います。
そんな感じで今回も失敗してしまったわけですが、かなり明確に失敗理由が分かっているので、次回に向けて改善したいと思います。
そして学び
じゃあ何が改善点か。まずは良かったところの再認識ですが、大回りがうまく出来ているのは外向と外足荷重、ターンスピードの速さなどが上手く繋がっていることが大きいと思っています。これは明確に意識してやっていることなので、さらに精度を上げることも出来ると思います。
次に演技への入りです。これはおそらく前回の失敗に対する改善点でもあったのですが、今回はすべての種目について、ちゃんと直滑降して加速してからターンに入ることで、しっかりと演技を組み立てることができました。中途半端に横に出ると、最初のターンでいきなりローテーションに見られたりするケースがあるので、それが無くなったのは良かったです。
ここから改善点ですが、特にコブの「右ターンが遅い」という指摘についてはかなり気になったので、検定後もコブを滑りまくって、右ターンと左ターンで何が違うのかを必死に考えました。実は結論として、「左ターンでは板を引く動きができているけど、右ターンではこれが出来ていない」ことが分かりました。
コブの中ではターンをする瞬間に、若干板を引く動作をすることで、ポジションを整えることができます。この感覚を「体を落とす」「板に追いつかせる」などと言う人もいますが、おそらく言っていることは一緒です。これが右ターンのときは出来ていなかったことが分かりました。
実はこれって小回りでも一緒で、この動きをしっかり作りなおす必要があります。これしばらく前は意識していたんですが、最近忘れてたんですよね。そしてこれって実は谷回りを作るための板のラインを上げる動きそのものだったわけです。さらにはこれをやるとターンスピードが上がり、ポジションが上がらなくなります・・・・と、なんていうか、基礎的なところに戻って、すべてが繋がったというのが、検定後の反省によって得られた学びです。
なので、これから練習することは、小回りでのターン速度の向上と板のライン上げです。課題が見えて良かったです。
激混みの温泉と、夕食難民と
帰ります。この日も汗だくになったので温泉に寄りたいところなんですが、さすがに祝日の夕方なのでどこも混んでそうです。そもそも疲れ果てていて何も考えられず、ふらふらと「花咲の湯」へ向かっていました。
リフト券で割引になり、キャッシュレスで支払えるのが魅力です。ただこの日は凄い混雑していて、初めて第2Pに車を停めることになってしまいました。館内も凄い混雑で、脱衣場はカオス状態だったわけですが、ここは「混んでいてもなんとかなる施設」です。洗い場待ちもなく、湯船でしっかり温まることができました。
ポイントはいくつかあるのですが、まず洗い場の数が多い。そして湯船の広さが適当で、たくさんの人が入っても不快感があまりない作りになっています。露天風呂もあり、こちらにも洗い場があります。そして重品ロッカーが廊下にあり、脱衣場には籠が多数用意されていて、自由度と効率が高くなっている。結果として、確かに混んでいるのですが、温泉に入るという目的は確実に果たせるような、そんな施設になっています。
今回もしっかり温泉に入れて良かったです。
その後は関越道を走って帰ったのですが、さすがに連休最終日の関越上りは渋滞だらけで、とても時間がかかってしまいました。当然ながらSA/PAはどこも大混雑で夕食を取ることもできず。結局夕食は自宅近くのなか卯で鶏から丼を食べることになってしまいました。
こんな感じで夕食難民になることも一応想定の範囲ではあるのですが、やっぱり混んでたなぁという印象でした。
結果は出たので、練習あるのみ・・・・
以上、シーズンで最もスキー場が混雑する2月の3連休の最終日、かたしな高原スキー場で検定を受けてきた話でした。コンディションも良かったんで、気持ちよく滑れた割に、検定は点数が伸びず、というのは惜しいところではあるのですが、今回も課題がさらにクリアになったので、また練習したいと思います。
ただ、今回の顛末を振り返ると、なんか一つ出来るようになると一つできなくなっているような、そんな印象もあって、なんだかなぁ・・・と思っているところがあります。一方で、改善の方向性はかなり明確に見えているので、今は練習したくて仕方ないという気持ちです。一つ今回検定で区切りが着いたのは良かったかなというところです。
かたしな高原スキー場はやっぱり空いていて良いです。MMC会員特典はやっぱり強力だし、また滑りに行きたいなと思っています。
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