年末休暇に早速一泊のスキーツアーへ。寒波で出鼻をくじかれつつ、まずは高峰マウンテンパーク(アサマ2000スキーパーク)へ行きました。期待通りの素晴らしいコンディションで、そこそこ空いており、しっかり滑り倒して今度こそ本気のシーズンインです。
年末休暇はクリスマス寒波スタート。改めて高峰マウンテンパークを目指す。
2022年12月25日。世間はクリスマスですが、個人的には年末年始休暇スタート。今年は年末年始の日付の並びが悪く、長期休暇にするには年末か年始かに有給を詰め込まないといけません。両方休んでしまうという暴挙もあったのですが、それは流石に躊躇して、年末を休みで埋めることにしました。結果、12月23日で仕事納めで、ここから1週間ちょっとの年末年始の11連休です。
早速、雪山に行きたいところですが、なんとクリスマス寒波で出鼻をくじかれました。12月24日は荒天でスキー場も営業停止するところが多数。寒波は26日ころまで続きそうで、若干不吉なスタートです。ただ、この寒波で一気に積雪が増え、オープンしたりエリアが広がるスキー場も多く、ここは痛し痒しといったところです。
さて、そんなわけで、24日は滑りに行くのを諦めました。直前まで高峰マウンテンパークへ行くつもりで準備していたのですが、なんとなく嫌な予感がして、結局行くのを取りやめたんですよね。結局この日、高峰は強風で営業できなかったようです。むしろラッキーだったかもしれません。
そんなわけで、じゃあこの後どうするか・・・と考えつついろいろ調べていたら、なんと「全国旅行支援」とかなんとかでホテルに安く泊まれそうです。しかも25日にはさらに格安プランの設定を発見。これは行くしかないな、ということで、突然ですが1泊2日のスキーツアーを敢行することにしました。
1日目は高峰マウンテンパーク(アサマ2000のほうが未だに名が通る気がします)、いつもの渋川伊香保のルートインに泊まり、翌日は昨シーズンからお気に入りのかたしな高原スキー場へ行ってみようかなとプランしました。
まずは1日目、高峰マウンテンパークです。
やっぱり寒波、不安な往路
出発は4:30。第三京浜から環八、関越道へと向かいました。まだ寒波は継続しており、チェーン規制を遠目に見ながらの往路です。日曜日なので大型車も少なく、また流石にスキー場へ向かう車も少なかったためか、環八も関越道も非常に順調なドライブでした。
まず1回目の休憩は朝の甘楽PAです。
夜明け前。結構風が強くて寒かったです。もしやスキー場も強風か?とちょっと嫌な予感がする朝です。
さらに上信越道を走り、次の休憩は佐久平PAです。
佐久周辺では霧が発生していました。このシーズンは良くある気候ですね。山の上は晴れているパターンが多いです。遠く見える山並みには雪雲と思われる黒い雲がかかっており、まだ寒波が続いている気配を感じました。
ただ、佐久平PAではそんなに風の強さは感じられず、これなら大丈夫かも、と期待できそうな感じです。前日はこれくらいの時間に、スキー場から天候不良に関するアナウンスがあったのですが、この日は何も情報が無いので、いけそうかなーと思ったのでした。
佐久北インターを降りて、長峰高原へ向かってチェリーパークラインを登っていきます。毎度、この坂路が厳しい雪道になっており、スタッドレスタイヤのベンチマークみたいな感じになっているのですが、今回も多分にもれず、ガチガチの凍結路でした。
こんな感じの雪道が麓から続いています。かなり滑ります。そして何故か煽ってくる車が居る。謎ですが、とりあえず道を譲って先に行かせます。麓はやはり霧というか雲の下という感じで曇っていましたが、標高が上がってくると晴れてきました。同時に風も強くなってきました。
ここは景色が良いのです。
蓼科方面の眺めです。すごい雲海が広がってます。これが佐久周辺の濃霧の正体ですね。
高峰高原の山頂を超えて下りに入ると、すぐに高峰マウンテンパークの入り口が見えてきます。下り坂はやはり緊張します。
駐車場もすっかり凍結路面です。
無事8時前には高峰マウンテンパークに到着です。とにかくスムーズなドライブで良かったです。ただ、多少風が強い瞬間もあり、ちょっと不安な往路でした。でも思ったより天気は良さそう・・・?微妙です。気温は-8℃、毎度ながら寒いです。
ゲレンデは寒波でモフモフ、でも所々アイスバーンも
到着早々、レストハウスへ向かいつつ、ゲレンデの様子をチェックです。
ゲレンデにはしっかり雪が積もっています。流石寒波が来ただけのことはあります。良い感じです。
チケットは一日券です。何かクーポンなど割引があったかどうか、全く調べてません(苦笑)。
ポスター。もうアサマ2000じゃありません。
今日もARC Convictionで滑ります。雪質はごらんの通りのパウダーですが、気温が低いのでサラサラとした感じでした。インナー含め寒いゲレンデの装備で滑りましたが、ちょうど良かったです。
早速リフトへ。左手に見えるのはみんな大好きDIVINGコース。実質このスキー場のメインゲレンデと言って良いでしょう。ゲレンデもしっかり整備されている感じです。
DIVINGコースは滑らずに、セントラル側に下りました。目指すはSUNSHINEです。景色が綺麗・・・と言いたいところですが、微妙に雲が多いのは寒波のためだと思います。青空は出ているんですがね。
やってきました、この日のお目当て、SUNSHINEコースです。実は今回、高峰マウンテンパークへ行きたかった理由は、このSUNSHINEコースで練習したかったからなんです。ここは斜度も広さもリフト配置も練習にちょうど良くて、いつもシーズンインで滑ってるコースなんですよね。前週の段階では、ここが開いていなかったので、丸沼高原スキー場へ行ったのですが、今回こちらがおーぷんしたということで滑りに来てみました。
昨シーズンのシーズン初めに来た時は、若干雪が薄いところなどあったのですが、今回はその時よりは雪が積もっている印象です。パウダーも楽しめるところもあり、ゲレンデは圧雪された新雪というぶっちゃけ凄い滑りやすいコンディションでした。寒波は偉大ですね。
ただ、たまに風が強くてリフトが減速運転するシーンもあり、やっぱり寒波が来ているんだなと感じました。
ところでこの日はクリスマス。クリスマスイベントでサンタとトナカイのコスチュームを来たスタッフさんがゲレンデでプレゼントを配っていました。
SUNSHINEコーストップから浅間山方面を望む。晴れていると浅間山の山頂まで綺麗に見えるはずなんですが、雲がかかっています。そういえば、すっきりと晴れたところを見たことが無いような気がします。
しばらくSUNSHINEコースを滑って練習して、セントラルコースへ移動です。
セントラルコースのほうが多少人は多かったかな、という感じです。こちらも新雪モフモフ。人が多く滑っている分、セントラルコースのほうが荒れるのは早かった印象です。ちなみに、パノラマコースは鋭意造成中でした。
セントラルコースのトップから北側を望む。やはり雲が取れません。天気は良いのですが微妙。
それでもかなり晴れてのどかな感じにはなってきました。ただ相変わらず風は冷たく、気温は低いままです。おかげでゲレンデもぴしっと締まって気持ち良いです。
DIVINGコース。相変わらず気持ちの良い高速コースです。ここマジで上手い人多いし、みんな速いです。そしてこの日はリフト待ちも皆無。最高でした。
そういえば・・・アサマ2000というか、高峰マウンテンパークがスノーボード滑走可能になったのって、いつでしたっけ。昔はスキー専用だった記憶があり、今でもスキーヤー率が異常に高いのが象徴的です。先週訪問した丸沼高原スキー場は、確か9割くらいボーダーだった印象があり、それに比べると真逆です。
昼を回ってくるとだんだんと雲行きが怪しくなってきました。パラパラと雪もちらついてきています。
午後の晴れ間のDIVINGコースの眺めですが、今日もこのゲレンデは荒れてましたね。毎度、荒れるのが速い印象があるんですが、今日もやっぱりボコボコでした。そして午後になると、積もった新雪の下からアイスバーンが覗いている箇所も出てきていました。こういうところも含めて、アサマ2000らしいな、と。
そして日が陰るのも速いですね。雪質の良いスキー場はどうしてもこういう傾向があります。
結局15時ころに体力の限界と悪天候のため終了となりました。
雪質良かったし、リフト待ちもほぼ皆無で、新雪の圧雪された気持ち良いゲレンデから、多くの人が滑って荒れたバーンまで、いろいろ楽しめて良かったです。気温が低いというのは素晴らしいことです。ただ、寒いのと、凍結路が厳しいのは覚悟しないといけません。
帰りの駐車場にて。今回もやっぱり雪に降られて、雪下ろしをするはめに。今回はちゃんとスノーブラシを積んでいたので良かったです。
シーズンインの基礎練習から
今回の高峰マウンテンパーク訪問の目的は、SUNSHINEコースでのシーズン初めの基礎練習です。前回の丸沼高原スキー場があまりの混雑で練習どころじゃ無かったので、今回改めてシーズンインの練習に臨んだ感じです。期待どおり、コースコンディションもよくリフト待ちも無く、しっかり練習できて良かったです。
基本的なポジション確認から、今シーズンまずは取り組みたいなと思っていたピボット動作、かかと荷重の確認を入念に行い、この動作をベースにした綺麗なターン弧を意識して、徹底的に練習しました。今回かなり滑りが変わった印象があります。ただ、シーズンイン直後ということで、若干体力に不安を感じたのが惜しいところです。
最終的には、DIVINGコースをゆっくり滑ったり速く滑ったりと、いろいろできて良かったです。特に高速ターンでのピボット動作の活用っていうのはおそらく今シーズン自分の中で大きなテーマにしたいと思っているので、継続して練習していきたいなと思っています。
とにかく、やっとシーズンインできた感じがします。混雑していないゲレンデは快適で良いです。ただ、あまりに人が少なすぎるとそれはそれで寂しいので、多少、滑っている人が居てくれたほうが嬉しいのですが。
今回はお泊りスキーツアー、佐久から渋川伊香保へ
15時過ぎに片付けてスキー場を後にしました。天候が悪化して、吹雪に近いゴン降りの雪の中の帰路です。チェリーパークラインが相変わらずの凍結路面で厳しかったです。
この時点でも気温-8℃と、朝と変わってませんから、路面も全く緩んでいません。むしろ新雪が供給された分、滑りやすくなっているくらいです。
高峰マウンテンパークや湯の丸スキー場からの帰り道ってなにかとこういう厳しい天候に当たりがちだなぁといつも思います。まあでも冬らしくて悪くないです。
麓まで降りてくるとやっと気温も上がって、路面はシャーベットからウェットへ変化してきて、安心して走れるようになってきました。
ここからの帰路ですが、今回は1泊ツアーです。翌日の片品訪問に向けて、冬の定宿にしている渋川伊香保のルートインホテルへ向かいます。前からこれ(上信越道から関越で沼田方面へ向かうやつ)やってみたかったんですよ。さて、その道中で温泉と食事に寄りたとは思っていたのですが、この時点でも、まだどこに寄ろうか、何も考えていなかったというのが実情です。突貫ツアーなもんで。
まずは落ち着いて、佐久平PAで神津牧場ソフトクリームをいただきました。相変わらずのボリュームで、甘くて濃厚な安定の牧場ソフトクリームです。何度でも食べたいです。
ここでハイウェイオアシスの温泉に入ることも考えたのですが、時間帯的に見てやっぱり混雑していそうです。あちこち温泉を調べてみたのですが、やはりどこもかしこも混んでそう。いろいろ調べて、どうやらオフピークで入れそうな「荒船の湯」へ向かってみました。
碓氷軽井沢インターチェンジで降りて、下仁田方面への山道を走ってみたのですが、なかなかに厳しい道中でした。ちょっと手間だったかなぁと反省です。ただ、苦労してたどり着いただけあって、混雑しておらず、足を伸ばしてゆっくり湯船に浸かることができました。そりゃここまで来る人は少ないです。
クリスマスプレゼントを頂きました。メリークリスマス。
その後、上信越道へ戻って夕食をどこで食べようか、と考えながら走っていたのですが、ここで失敗しました。甘楽PAで夕食をとれたのですがこれをスルーして、駒寄PAで山賊焼きを食べたいな、と欲を出したのが運の尽き、なんと下りの駒寄PAは19時までしか開いておらず、ギリギリで間に合わず。夕食難民になってしまいました。
どうしよう、と思ったのですが、結局渋川の「かつや」で夕食となりました。
時刻は夕食時ということで、どれだけ混雑してるんだろう、と戦々恐々、お店へ向かってみたのですが、拍子抜けなくらい空いていて驚きました。考えてみたら、この日はクリスマス。クリスマスの夜に、よりによってかつやで揚げ物を食べよう、っていう人は考えてみたら少ないですよね。若干納得しちゃいました。
なんとなく鶏肉が食べたかったので、ロースカツ唐揚げ定食を頂きました。かつやの唐揚げは意外に美味しいのでおすすめです。
そして20時過ぎ、ホテルルートイン渋川へチェックインです。
いろいろ気を使うのが嫌なのでビジネスホテルにステイしてしまう私。今回もルートインです。もう定宿状態で、毎年1回以上はここに泊まって湯沢、沼田へと滑りに行っています。今回も、日曜夜ということで限定の安いプランがあり、しかも全国旅行支援でさらに安くなっていたので、衝動的にここを予約してしまったのがこの旅のはじまりだったわけです。
今回もほぼ素泊まり状態で、さくっとチェックインして眠ってしまいました。渋川観光とか実はしたことが無いんですよね。
高峰マウンテンパークはやはり良いスキー場だった
以上、寒波の中、高峰マウンテンパークへシーズンインの練習に行った話でした。高峰マウンテンパークは練習するには丁度よいゲレンデだと思います。DIVINGをかっ飛ばすも良いですし、サンシャインでしっかり基礎練習するのも良いです。セントラルならいろんな斜面のバリエーションが楽しめます。リフトレイアウトも効率的です。難点はやっぱり寒いことですね。いろいろ準備と覚悟をして訪問すべきスキー場だと思います。
今回、印象的だったのは、スクールと思われる集団がいくつも見られた点です。スキー場の経営難が叫ばれる中、個人的に、いまもしっかり経営できているスキー場の特徴として、スクールの開催や団体客の受け入れなど、基本的なスキーリゾートとしての取り組みをやってる点があるかなと思っています。スキーマニアばかりが集まるゲレンデというのはもしかしたら客単価は良いのかもしれませんが、案外と持続性は厳しいのかもしれないと感じます。
小さな子どもたちがスキーに果敢にチャレンジしているのを見ていると、応援したい気持ちになってきます。スキー場はこうあるべきだなぁと、そんなことを考えさせられる高峰マウンテンパークでした。
次回に向けては、割引とか探しておこう・・・・。
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