微妙な天候の土曜日、たんばらスキーパークへ行きました。雪たっぷりだしコブ斜面キマってるし、空いてるし雨にも降られなかったし、いろいろラッキーなスキーツアーで楽しかったです。やっとなんとなくコブも滑れるようになったのかな、と自信を持てるようになってきました。
春のたんばらへ
2022年4月16日。スキーシーズンも終盤です。今週はたんばらスキーパークへ行くことにしました。理由はかんたん、コブ斜面が楽しそうだから。もう最近、どこのスキー場でコブを滑るか、ってそれしか考えてません。中毒ですね。
ただ、この週末は天候が微妙で、もしかして雨に降られるかな?と危惧していたのですが、一応、土曜日は天候回復の見込みだし、群馬水上界隈は一応天気予報では降らないとなっていたので、行ってみることにしたです。
たんばらのコブは存在は知っていたしゲレンデを見たこともあったのですが、まともに滑ろうと思ったことはありません。一度入ろうとして挫折した記憶があるくらいです。今回は完全に練習&攻略モードでの訪問となります。人間進歩するもんです。
なお、たんばらスキーパークは既に春営業になっており、リフト券は500円引き、運行リフトも週末ながら3本とかなり限定されています。他方、前回ウィークデーに訪問して動いていなくて悲しかった上級者コース横のリフトが動いていますので、これを使って回すつもりで行きました。
まあ、あとは、たんばらって混雑する印象が強いので、そこがどんな感じかなあと。メインリフトとなるクワッドリフトにどうしても人が集中するのと、そもそも緩斜面がメインのため、ファミリーやビギナーの方にも優しいゲレンデという印象で、そのためか、いつも混雑している印象があるんですよね。春休みも終わったこの時期、どんな感じになっているか。期待半分、不安半分で滑りにいってみましたよ。
道路は流石に混んでない
出発は4:45頃。環八から関越道で沼田へ向かいます。前日夜まで横浜も雨降りで、出かける時もちょっと小雨がぱらついてるような雰囲気があり、天候は怪しめな感じの状況で出発です。この時間でも随分明るくなりました。
流石にこの時期、ボードやスキーを積んで明らかにスキー場に向かう装備の車ももうまばらです。ただ、環八はやっぱり混んでました。春だからですかね。雨は意外に本降りになってきて、マジか・・・って気持ちで都内を走ってました。
関越道もいつもほどではないですが、やっぱり車は多かった印象です。ただ、いつも渋滞が発生する時間帯に交通情報を見た感じ、渋滞は見当たらなかったので、もうオフシーズンなのかなぁと。あるいは、天候が悪いので出かけるのを見合わせている人も居るかなと思いましたが。
ほぼ中間地点となる寄居PAで休憩です。すっかり明るいですね。そしてどんよりと雲があります。渋川伊香保まで雨で走行注意となっていましたので、思ったより天気悪いじゃん、という印象の往路です。
赤城PA付近ではがっつり霧も出ていました。これスキー場、ガスってたらやだなぁと一瞬思ったりしました。ただ、沼田インター界隈までくると、雨は一応上がっていました。
久々のたんばらへの道中、もう道路に雪など一切ないのですが、「ノーマルタイヤ来場不可」という掲示板が出ていたのはちょっと面白かったです。確かに、たんばらスキーパーク、ゲレンデはやさしい印象ですが、意外に標高もあるし、直前の上り坂はかなり急なので、実はアクセスは意外にハードだと思っています。まあこの時期なら凍結などもまず無いとは思いますが、トップシーズンなどは要注意ですね。
たんばらスキーパーク到着。7:30頃なので、3時間かかっていません。毎度思いますが、やっぱり近くて便利です。だから混むんだな・・・。あ、入り口の「きりん」の写真撮るの忘れた・・・。
雨はあがって日も差してきました。気温は車外温度で6℃です。
朝8時頃の駐車場の埋まり具合としてはこんな感じで、だいたい1/4くらい。予想外に空いていてラッキーでした。たんばらはバスツアーで来る人も居ますので、駐車場だけで判断するのはちと危険ではありますが、第一印象としては空いてましたね。しかも天気も良さそうです。
ただ、ちょっと風があって、風が冷たくて、着るものに悩む春の朝のコンディションでした。
yukiyamaアプリクーポンを使うのを忘れるな
さっそくチケットを買ってしまったのですが・・・yukiyamaアプリのクーポンがあったのを後で気がつきました。失敗しました。
次回1000円引きのチケットと、ラベンターパークの招待券が付いています。この次回1000円引きのチケットなんですが、これと同じ条件のクーポンがyukiyamaアプリで配布されたんですね。事前に確かに見た記憶はあったんですが、すっかり忘れていました。たんばらへ行く人はyukiyamaアプリのクーポンは確認しましょう。
今回の轍を踏まえて、いつもyukiyamaのチェックインは滑り出す直前にしていたのですが、これからはチケット買う前にチェックインしようと思ったのでした。
ゲレンデは完全に春雪、さすがにたっぷり残ってます
気を取り直して、ゲレンデへ。当然ながらシャーベットなんですが、雪はまだまだたっぷりある印象でした。
この時期にしては雪量も豊富だし、まだまだ綺麗な印象です。雪質は完全なシャーベットなので、かなりハードだし疲れます。
第一リフトから眺めです。春らしい景色でもあるのですが、この時期にしてはかなり雪が残っているなぁと感じました。
メインの第二リフト、クワッドですが、こちらもかなり雪が残っているのが確認できます。
ゲレンデはこんな感じですので、まだまだ滑れそうです。現時点で5/8までの営業が予定されていますが、行けるんじゃないかな、と感じましたね。
さらに上部。端にはコブラインが出来ています。
天気は微妙な感じで、曇というか晴れというか・・・という状況からのスタートでした。ただ、風が強くて冷たくて、ぶっちゃけ春装備はちょっと失敗だったかな、とこの時は思ったくらいです。
一方で、日差しが差してくるとそれは既に春の日差しで、むしろ暑くて仕方なくなる、という難しいコンディションでした。ただ、雨が降らなかったのは極めてラッキーだったと思っています。
緩斜面の林間コースはさすがにこのシャーベットだと滑りにくいですね。でもちゃんと雪は残ってますし、普通に滑れます。
ちなみにこの日は久々にATOMIC ARC CONVICTIONを履いて滑ってました。後述しますが、とても良かったです。とても古い板なんですが、まだまだ滑れそうです。
天候が怪しくなってきました。なんと雪がちらついてきました。寒いです。
と思ったらまた晴れ間が見えたり。こちらはレイクウッドコースですね。あまり人が滑っていなくてとても滑りやすかったです。この時期ロングターンが練習できるコースは貴重だと思います。
と思ったら、また雪が降ってきて寒くなってきました。天候の忙しい一日でした。
こちらセンターコース端のコブライン。浅めのコブが果てしなく続いています。最初はズルドンで入ろうと思ったのですが、無理だったので、バンクターンで上から下まで滑ってみました。体力を全て持っていかれました。
センターコースはこんな感じの荒れたシャーベットで、ぶっちゃけかなり滑りにくいというか、体力を削られるコンディションでした。まあ春なんで、仕方ないですが。そして空は雪曇りで真っ白です。
はい。本日の目的の一つ、トライアルコースのコブ斜面です。ぶっちゃけ、コブだらけになっていて笑いました。第4リフトを回すと、まず上部に急斜面のコブラインが3から4レーンあります。深さがそれぞれなので、練習したいラインで練習できます。下に降りると緩斜面の端には縦のライン、反対側には誰かが作りかけた出来かけのコブラインがあったりと、とにかく思う存分コブ練習できる環境ができあがってました。
センターコースのコブと合わせてとにかくこの日のたんばらはコブ三昧です。すばらしい。
ひとしきり滑って早めの昼食をリゾートセンターのレストランで頂きました。本当は雪山ハンバーグプレートが食べたかったのですが、既に春シーズンということでメニューも限られており、こちら角煮丼を頂きました。が、若干微妙だったかも。ここは無難にカレーにしておけばよかったかなぁとちょっと後悔しています。
ゲレンデ中腹にあるレストランよりも山麓のセンターハウスのほうが空いているのはあるあるですね。
昼前のゲレンデです。また晴れてます。そして人も増えてきました。この時間が一番滑っている人は多かった気がします。
第二リフトの待ち時間ですが、ほぼ行列はありませんでした。昼前の一番混雑していた時間は5分ほど列になっていたような気がします。それ意外の時間はほぼ待ちなしでリフトに乗れました。
再び天気が悪くなってきた昼頃のゲレンデです。
エキスパートコースでコブ練している人も多数いました。みんなコブ好きですねぇ。そして天気はガチの雪です。
15時頃ですが、雪は本降りでガスってきました。視界が悪いってほどではありませんが、寒くてなかなかに辛いコンディションになってきました。
15時30頃に退散。帰り際の第二リフト乗り場の様子です。流石にこの時間は空いてましたね。寒くて辛かったし。
こちら帰り際のセンターハウスへ降りてくるところです。初心者コースは緩斜面ながら雪がザブザブで、なかなかに滑るのが辛かったです。むしろ斜度があったほうが楽だったんじゃないかとすら思いました。
雪が降って風は冷たかったんですが、ゲレンデはやっぱりザブザブのシャーベットでした。
帰り際、板を確認したら、物凄い汚れてました。春スキーあるあるですが、いろんなものを拾ってしまったようで・・・家帰ったらメンテしなきゃ、と思ったのでした。
なお、帰りの駐車場の気温は2℃と、朝より寒かったです。
春のゲレンデでコブ三昧
というわけで、この日はとにかくコブ三昧でした。今コブ滑りたい人はたんばら行くべきだと思います。
メインコース脇にはコブラインが延々と出来ています。浅めなのでバンクターンでも回せます。下の方にいくとリフト下に緩斜面のラインが出来ています。若干ピッチが難しいですが練習には良いです。
ここを上から下までバンクターンで滑って体力を削られまくりました。っていうか自分こんなにバンクターンできるんだ、ってちょっと驚いたところです。
トライアルコースの上部には深めのラインもありましたので、こちらはズルドンの練習をしました。今回は真面目に「ドン」を意識した練習をしようと思ったのですが、やっぱりうまくいかず。
一方で、トライアルコース下側にあった出来かけのコブラインで、「ドン」の練習はできました。要するに、ただの小回りのレーンに板を当てていく動作が基本なんですよね。ということは・・・バンク側なのか?っていうところで、いろいろ試行錯誤をして練習していました。
写真に見える手前の浅いコブレーンも、バンクターンで滑ることができました。このくらいのコブレーンになると、スピードコントロールもできるし、バンクを外れて溝に落ちてもリカバリーできるし、脚を抱えてラインを調整するとかも気がついたら出来るようになっていました。
っていうか、俺滑れるんじゃね?って真面目に思ったのが今回のスキーツアーの一番の収穫でした。要するに、バンクとズルドンの中間、溝プラスアルファくらいを使ったターンのイメージが出来上がったのが大きいです。次回以降はこの感覚の完成度を高めるべく練習したいなぁと思いました。
なんで今回、こんなに滑れたんだろう、って考えてみると、実は板が良かったのではないかと思っています。今回は今シーズン、新調したATOMIC REDSTAR X9iではなく、以前から履いているATOMIC ARC CONVICTIONを履いて滑っていたんですよね。この板はカービングマシンの側面もあるのですが、基本的にはショートターン向けの板でフレックスもあり、たしかにコブを滑りやすい板でもあったようです。
やっぱりコブにはショート板が良いのかなぁ、と思ったのでした。
一方で、実はそれ意外にも、今回左足のカント調整をしていたので、その効果もあったかもしれません。あと、この板、SEVアスリートデバイス付けてるんですよね。とにかく今回のたんばら、収穫も多くとても良い練習ツアーになりました。筋肉痛が辛いですが。
一方、コブばかりではなく大回りや中回りも練習はしていました。コブ練の結果としてポジションがよくなって、特に春雪の足回りが不安定なコンディションでの大回りについては我ながらかなり上手くなったんじゃないかと自負しています。コブ練は良いです。
前から気になっていた「楽楽の湯」へ
帰ります。とにかく疲れたし、汗もかいたので温泉に行きたいのですが、たんばらからの帰路にはめぼしい温泉もないので、望郷ラインを走って川場の「楽楽の湯」へ行ってみることにしました。
ここ立地的に見ても絶対混雑するので、スキー帰りに寄ろうとは考えて居なかったのですが、今回ふとGoogleマップで確認したら「いつもより空いています」となっていたので行ってみることにしました。
駐車場は狭めな印象で、到着時には何台か空きスペースがあったので、確かに空いてるのかなーという感じでした。近くにはジェラート工房もあります。
流石に新しいだけあって綺麗な施設です。入り口には「整理券」が用意されていて、混雑してくると入場規制がされるようです。私が訪問したときはそういう意味ではまだ空いてるほうだったようで。それでも「場内混雑していますよ」という案内はありましたが。
泉質はアルカリ単純泉。まあ、普通ですね。ただ、洗い場の数が少なくて待ちが発生していたのが惜しかったです。洗い場の絶対数が施設全体のキャパシティに対して少ない印象です。それ以外にも、洗面台が少ない、ロッカーが多い、脱衣場にカゴが無い、など全体に詰めの甘さを感じる仕上がりで、ちょっと惜しい印象でした。
とりあえず汗は流せたので良かったですが、基本そんなに広くない施設なので、やっぱり混雑している時は避けたほうが良いかなぁと思いました。
赤城高原SAでラーメンを食べて帰る
続いて食事です。いつもは駒寄PAに寄るところなのですが、今回は赤城高原SAに寄ってみました。
トップシーズンは混雑していて入れないこともある赤城高原SAも流石に空いていたので、久々にここで食事をとりました。
こういう限定メニューに弱いのです。というわけで、「海老塩ワンタンメン」に決定。
海鮮系でさっぱりしたワンタンメンです。美味しかったです。
締めはブルーベリーソフトです。なめらかでフルーティ、ブルーベリージャムみたいな濃厚なブルーベリーの美味しさが味わえます。もうちょっとミルク感が欲しいかなぁと思うところですが・・・あ、ミックスにすれば良いのか。
ちなみに、寄居PA上りもリニューアルして最近レストランが営業を始めたのですが、こちら確認したところなかなか美味しそうなメニューがラインナップされていたので、次回以降はしばらくこちらに立ち寄りそうな予感です。
帰りも関越道は渋滞もなく、シーズンの終わりを感じながら家まで帰りました。
春のたんばらのコブは素晴らしかった
以上、たんばらスキーパークへコブを滑りにいったら、まさにコブ三昧で楽しかった話でした。時期的にも春休みが終わって混雑も落ち着いてきたってことでしょうか。とても快適にスキーを楽しむことが出来てよかったです。天気はなかなかハードでしたが・・・次回はせめて手袋の換えは持っておこうかなと思いました。
今回、一番の衝撃はARC CONVICTION。ショート板ってコブも滑りやすいんですねぇ、というところです。次回以降どっちの板で練習するか、ちょっと悩ましいところです。
ただ、今回本気でコブ三昧できたおかげて、結構コブは滑れるようになったと自信が持てました。さらに頑張っていこうと思います。
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