ほうだいぎスキー場(宝台樹)の旅。いろいろうまく行かないスキーツアーだった話。

スキー

そういえば今年から運営がオープンハウスになるという宝台樹スキー場あらため、ほうだいぎスキー場に行ってみました。トップシーズンの宝台樹へ行くのはこれまた久々ということで期待して行ってみたのですが、いろいろうまく行かず早々退散となりました。自然が相手のスポーツですのでこんなこともあります、と。

そうだ宝台樹スキー場・・・じゃない、ほうだいぎスキー場へ行こう

2022年1月15日。トップシーズンですね。今年は雪も豊富で、むしろ天気悪くてかぐら田代はクローズなんて話題が飛び交うシーズンです。そういえば今年から運営がオープンハウスに変わったとちょっと話題の宝台樹スキー場、改め、ほうだいぎスキー場へ行ってみることにしました。

昨年は3月に訪問したので、すでに一部コースはクローズされていて、あまり宝台樹の「本気」を見れなかった気もしており、今回は真面目にいろんなコースを見てみたいなぁと思って行ってみたわけです。

結論を先にいいますと、いろいろうまくいかず早々の退散となりました。残念ですが、まあ自然相手のスポーツですのでこんなこともあるよな、と思いっています。一方で、特にリフトの運行案内については、もっと計画的な周知運用をしてほしいですねぇ。チケット払い戻さないんだしねー。

赤城高原SAの阿鼻叫喚の規制渋滞を華麗に回避したが・・・

出発は4:40。まあ普通です。今回は給油などの準備も完璧ですので、サクサクっと環八で練馬へ向いました。環八やっぱり混んでる印象はありましたが、まあここまではそれなりかなぁといった感じでした。

関越道に入ると、明らかに車が多いです。トップシーズンが来たなぁと感じる一方で、やっぱり混雑しているかな、という不安を感じます。高坂、花園あたりの車が詰まるところではいきなり車が詰まるポイントも発生していました。寒波の影響で関越道には冬タイヤ規制が出ており、この時点では昭和インターから規制となっていました。まあ仕方がないところです。

ちなみに、事前に確認した天気予報では、この日、みなかみ町は一応晴れマークも見える予報だったので、それなりに天気は良いのではないかと期待していたのですが・・・。

時間帯はちょっと違いますが、冬の関越道なんて総じてこんなもんです・・・。

関越道を走っていると、何やら雲行きが怪しくなってきました。規制が赤城高原サービスエリアからまで延長され、さらに、赤城高原SAから昭和インターまでの間で渋滞も発生してきています。しかも通過に70分かかるとか・・・なにこの謎渋滞。

このままでは休憩するタイミングが無くなりそうだったので、珍しく寄居PA下りで休憩となりました。まだ夜明け前です。寄居PAも結構車は止まっていて、やっぱり混んでるんだなぁと感じました。

この時点でナビが早々に赤城インターからの一般道回避を提案してきます。到着予測が1時間以上遅くなったらそりゃ言うわな、って感じ。実際赤城インターの出口付近ではすでに本線はびっしり車が詰まっていて、全く動いていませんでした。赤城インターで降りるのはまずは正解だったと思います。

ここからが問題です。赤城インターで降りて、どこまで一般道で走るか。ナビは「そのまま一般道で水上のスキー場まで」と言っていますが、さすがに非効率に感じますので、昭和インターから再び関越道に戻るよう無理やり走ってみました。

このときの選択肢としては、国道17号まで出るか、その手前の県道を走るかがあります。今回は久々ということもあり、県道のほうを走ってみましたが、ここは17号を走るべきだったなと後悔しています。県道、細いです。場所によってはすれ違い困難な区間もあり、気を使うので、素直に17号まで出たほうが良かったと思いました。

それでもなんとか昭和インターまで下道を走り、再び関越道へ戻ると、そこからは流石に混雑もなくスムースに水上インターまでたどり着きました。そういえば今シーズン、沼田より先まで行くのは初ですね。

水上インターを降りてほうだいぎスキー場を目指します。道中、奥利根スノーパークあたりまでは消雪パイプが設置されている区間が多く、ほぼウェットな路面状態で運転も比較的楽でした。その先、藤原湖界隈からは完全な圧雪路というか、1車線分なんとか除雪されたばかりみたいな状態になっていて、かなり雪深い道路状況となっていました。

ほうだいぎスキー場、週末は駐車料金取られるのね・・・。1000円は高いよ。というわけで、到着は8:10過ぎ。駐車場の印象としては、結構混雑している感じがありました。しかも天気があまり良くない。チラチラと雪が降っています。予報を信じれば、これから天気は良くなってくるはずなんですが、若干の不安を感じるスタートでした。

ちなみに今回から新板登場です。

ATOMIC REDSTAR X9i WB 2020-2021モデル。型落ちですが初売りで半額以下になっていたため狙い撃ちしてしまいました。

クワッドリフトが動かない

準備をしてゲレンデへ向いました。事前情報として、第8クワッドリフトが大雪トラブルで動かないというのは確認していました。ただ第9クワッドリフトは除雪メンテナンス後、12時目処でオープン予定ということだったので来てみたわけです。

まあ今日は新板だし、ゆっくりまったり滑ればいいかなぁということで、食事券付き一日券です。SKIDATA製、丸沼などと共通ですので、ICカード混線防止のため、時間券などは同時に持ち歩かないほうが良いです。

天候は一項に改善する余地はありません。朝イチは動いているリフトも限られるため、目の前のゲレンデに人が結構集中している印象がありました。

相変わらず天気は悪いです。雪質はキュっていう新雪なんですが、若干重めの印象です。なので新雪ゲレンデは結構硬くなってるところもありました。

こちら第2コース側、コブレーンができる非圧雪エリアですが、この日はまだコブにはなっていませんでした。

第8クワッドリフトが動かず輸送力が限られるため、ペアリフトは長蛇の列となってきました。マジで混んでます。いや本当に混んでました。ゲレンデにも結構人が多くて窮屈な印象です。

仕方がないので、前回は開いていなかった「白樺ゲレンデ」へ来てみました。こちらは空いていてリフト待ちはほぼ無かったので良かったです。斜面も適度な難易度でいい感じ。ただ、斜面の半分以上が不整地となっていて、整地部分が狭くてちょっと窮屈だったのが惜しいところです。普通にカービングゲレンデに仕上げてくれても良いのになぁという。

ここで残念なお知らせ。整備後稼働予定となっていた第9クワッドリフトが、結局動かないというアナウンスが10時過ぎにありました。これでこの日、ほうだいぎスキー場は2本あるクワッドリフトはどちらも動かないという状態に。ますますゲレンデは混雑するし、レストハウスも結構な混みよう。この時点でもう嫌になってきました(苦笑)。

それでも本格的な混雑となる前、11時頃に食事券でカレーを頂きました。これは普通のビーフカレーで普通に美味しかったです。カツカレーにすると+400円も追加になるのでさすがに躊躇しました。

食事をとった後、そういえばクワッドリフトは動いていないけど山頂へ向かう第7ペアリフトと上級コースは開いてるよな、ということで登ってみることにしました。

で、イーグルコース下の非圧雪コースに入ってみたのですが、そこで転んでしまい、危うく遭難しそうになりました。マジで新雪が腰くらいまで積もっている状態ですので、スキーで転んで板が外れてしまうと、本気で危険な状態になります。まあ私はシーズンに1回くらい、こういうシチュエーションに陥るので慣れているのですが(苦笑)、それでも今回もとても体力を使って疲れてしまいました。ゆっくり降りてくる分には降りられるんですが、油断すると転ぶので、やっぱり非圧雪コースは苦手です。

(でも先日、丸沼高原スキー場のシルバーコースは難なく降りられたので、何が違うんだろう、と思うところはありますが・・・)

うーん、期待の天候も改善する見込みは無さそう。結局雪が降り続くコンディションでした。

ゲレンデ、リフト、レストハウスの混雑も解消されそうにないので、ここでもう諦めて帰ることにしました(苦笑)。

まあ前回滑れなかったコース滑れたので良しとしよう。消化不要ですが・・・。次はちゃんと全リフト動いてるときに来たいなぁと思いました。

まあ自然が相手なのでこんなこともある

以上、ほうだいぎスキー場へ行ったけどクワッドリフトが2本とも動かず大混雑だったので諦めて帰った話でした。雪がたくさんあるのは嬉しいのですが、振りすぎも困りものですね。自然が相手のスキーリゾートですので、こんなこともあるということです。それは仕方のないところで。

ただ、ちょっと気になったところもあったので書いておきます。

リフト運用の判断・アナウンスについて

うーんまあ仕方ないところかもしれませんが、クワッドリフト2本とも動かさないっていうのはそれなりに輸送力に影響が大きな事態ですので、もうちょっと早めの判断をしてほしかったかなぁと思うところはあります。リフト券の払い戻しもないですしね。

実際、私はクワッドリフト2本動かないのなら来なかったと思うわけです。スキー場のサービスってそういう側面(リフトの稼働状況によって大きくサービスレベルが変わってしまう一方で、リフト料金には柔軟性が無い)があるので、なるべく慎重な判断をしてほしいかなぁと思いました。

コースデザインについて

これはほうだいぎスキー場の特性だと思いますが、基本、コースが狭いんですよね。そうすると、人が集中するところが出たりして、窮屈に感じるところがどうしても出てきます。もうちょっと圧雪範囲を広げるとかしても良いのではないかと感じる箇所はありました。

特にこれは滑れるコースが限られる場合に大きくサービスレベルに影響を及ぼすので、改善されると嬉しいなぁと思います。

来場者の傾向

今回、ちょっと気になったところとして、来場者の傾向があります。写真を見ても分かるかもしれませんが、ボーダーの方が多いんですよね。オフピステが多いからそういう方が多くなるのは分かるんですが、それだけじゃなく、リフト降り場などに固まってる集団が多く見られたのがちょっと気になりました。

結構、来場者の傾向ってスキー場ごとに偏りがあって、このスキー場はもっとローカルな印象を持っていたのですが、今回はあまりに普通のリゾートスキー場の雰囲気があり、不思議に感じました。これは人気が出たということで、それは歓迎されることなのかもしれません。

他方、もうちょっとリフト降り場の棚を広く取るとか、ボーダーさん多めのデザインをしても良いのかなと感じました。

すなわち、今後に期待したい

全体に、スノーリゾートとしての完成度をもう一歩高められる可能性があるよな、という印象を持ちました。なるほど、だからオープンハウスが乗り出すわけか・・・・という納得感も得られたので、今後に期待のスキー場かな、と思いました。

で、私はといえば、スキーツアーとしては消化不良だったので、さらにナイターに行ってしまったのでした・・・。

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