【Catalina版】iTunesでアートワークが見つからない場合でもアートワークを設定する方法について

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おそらく褒められたやり方では無いと思いますが、更新します。iTunesでアートワークを検索してもうまくアートワークが当たらないことがあります。それでもなんとかアートワークを設定したい人向けの手順です。もう一度言いますが、褒められたやり方ではないです。

iTunesのアートワークを正しく設定したい

以前書いた以下の記事が意外に見られているようです。やはり世の中、iTunesでうまくアートワークが当たらないで悩んでいる人はそれなりにいらっしゃるようで。

そもそもCDDBでトラックデータを撮ってくる時点で、データの「ゆらぎ」がある以上、当たらないことは十分あるわけです。一方で、iCloudの同期はトラックのデータそのものを評価しているので意外にマッチすることのほうが多いというのが皮肉なところです。

そんなわけで、この記事の通り無理やりアートワークを設定していたわけですが、iTunesやStoreの仕様変更に伴い、この手順が効かなくなっていました。そこで、今回、この手順の更新版をまとめておきます。Catalina版です。

ただ、この方法自体、おそらく褒められたものでは無いと思います。iTunesなどの動きを見ると、こうした形での画像データへのアクセスをなるべくできないように制限をかける方向に仕様が調整されているように見うけられます。そのため、この手順もいつ使えなくなるか分かりません。

前提とやること

必要なものは、iTunesとブラウザです。ブラウザはSafariとChromeで確認していますが、どちらも所謂「開発」モードを有効にしておく必要があります。具体的にはChromeであれば「検証」、Safariであれば「要素の詳細を表示」という、Webコンテンツのソースのハイライト機能が使えることを確認しておいてください。

作業の流れは以下の通りです。これを見て分かる人は、これ以降は読む必要はないかもしれません。

  • 読み込んだ曲をiTunes Storeで探して表示する
  • 画像部分からWeb版のApple Musicサイトへのリンクを取り出し、ブラウザでアクセス
  • アートワーク部分のHTMLソースから画像URLを取り出し
  • 保存してアートワークとして利用

以下、順に説明していきます。

iTunes Storeでトラックを探す

まずはiTunes Storeで該当する曲を探します。

該当するトラックを右クリックしてコンテキストメニューから「iTunes Storeで表示」と選べば、該当する曲に飛べるはず、です。

が、この時点で期待するトラックのデータが表示されないことは少なくありませんので、素直にiTunes Store側で検索して探したほうが早いです。原因としては、CDDBとの不整合などいろいろあるので、そういうもんだと思っていれば良いです。

Web版iTunes Storeへのアクセス

ここからが第一の難関です。Web版のiTunes Storeへ飛びます。

以前であれば、iTunes上からでも、このアートワーク部分を右クリックすることで、リンクをコピーするなどの操作ができたのですが、いつのころからかこれができなくなりました。

ただ、この部分には確実にリンクが埋まっているので、これを取り出してブラウザでアクセスします。

無理やり左クリックからドラッグしてデスクトップに持っていくとリンクが保存される・・・こともあります。これがうまく行かない場合、ブラウザのURLバーにそのままドロップすれば、Webが開けます。とにかくWeb版のiTunes Storeで該当トラックのページが開きます。

ブラウザの拡張機能でアートワークの画像データへアクセス

あとはアートワークの画像データを取り出せばOKです。

アートワーク部分を右クリックしてコンテキストメニューを開き、「要素の詳細を表示」または「検証」を選びます。

そうするとこのように、該当部分がハイライトされたHTMLソースが出てきます。一瞬、面食らいますが、よく見ると様々なサイズの画像データのURLが列挙されているだけなのが分かると思います。

この中で、最後の部分にある「1000×1000」つまり画像サイズが1000ピクセルすなわち最大のデータを使います。

右クリックでコンテキストメニューを開くと、「新規タブで開く」というのが最初にあると思いますので、これを選択して、画像単体を表示させます。

あとは該当データをデスクトップにドラッグしてダウンロードすれば、アートワークとして設定が可能なデータが取得できます。

アートワークは正しく設定したいよね

以上、iTunesのアートワークがうまく当たらない場合に、iTunes Storeから画像データを取得してアートワークとして設定するための方法についての更新版でした。Catalina時代のiTunesでも、このようにしてデータを取得することは可能です。

ただ、これ、なんとなく褒められたやり方ではないような気もしていますので、実施する場合にはあくまで自己責任ということでお願いします。

そもそもは、CDDBとiTunes Storeのデータの整合性がとれていない状況で、マッチしているのにアートワークが取れないようなことが発生するiTunesの限界ってのが背景にあると考えています。ただこれを厳格化しようとすると、iTunes Store意外からのデータの持ち込みが一切できなくなるような制限も考えられるので、そこはバランスかなぁと思いつつつ。便利で快適に使えればそれで良いです。

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