2/26に圏央道の境古河〜つくば中央区間が開通し、これで圏央道で東名、中央道、関越道、東北道に常磐道まで繋がりました。早速、この新しい区間を走りに行ってみたのですが、ただココを走るだけではつまらないので、圏央道を端から端まで走ってみました。
圏央道はどこからどこまで?
まず、圏央道はどこからどこまでなのか?という話。常磐道までつながれば圏央道は完成か、といえば、そうでもないようです。実用上はこれで十分なような気もしますが、計画としては、さらに千葉、房総方面に伸びて、最終的にはアクアラインと繋がるようなイメージになっています。実際、東金JCTから松尾横芝の区間は圏央道として開通していて、成田から松尾横芝の区間が検討中になっています。
という訳で、今回は、アクアラインを渡って木更津JCTからぐるっと回って茅ヶ崎JCTまで行ってみることにしました。
ちなみに、よく調べたら、茅ヶ崎JCT側もさらに伸びる計画があるようで、本当はそっちも端まで行かなければいけなかったっぽい。惜しい。
走ってみた
とにかく、走ってみましたよ。
実際走ってみると結構な距離でした。成田空港界隈にまだ圏央道で接続されていないところがあり、ここだけ一般道で、あとは一通り高速です。
アクアラインで木更津へ
まずは木更津へアクアラインで向かいます。途中には「うみほたる」があります。今日は比較的空いていましたが、休みの日はいつも混雑していますね。
絶妙に天気が悪くて、あまり景色が良くなかったです(苦笑)。
はい、私がうみほたるに来た理由は、この「ピーナッツソフトクリーム」が食べたかったからです。千葉といえば落花生なんですよ。今日は「ぽるとがるCafe」でゲットしました。うみほたるにはソフトクリームが売っているお店もいくつもあるので、いろいろ楽しめて良いですね。ホント、うみほたる、一日居ても飽きないんじゃないかって感じ。いや、今日の目的はここでは無いのです。
アクアラインは未だに800円で通れるんですね。首都高が値上げしてさらに割安感が増した気がします。
木更津JCTから圏央道へ
こっからが本番。圏央道へ入ります。
距離標識が「282km」から始まるのを目視で確認しました。流石に遠いです。この距離表示は、当然ながら全線開通後の表示になっています。
しばらく走ると、この区間唯一のPA「高滝湖PA」に到着します。ここ、高滝湖(舌噛みそう)を望める展望台・・・というか、山があります。山です。
ぐるぐると山道のような歩道を歩いていくと、上部は広場になっていて、高滝湖を見下ろせる感じ。ちょっと遠いし、そんなに凄い絶景って感じでも無いんですが・・・天気良かったら何か違うのかなぁ、と。
この高滝湖PA、トイレの他には特にお店などはありません。圏央道の特に東側はこういうPAしか無い印象です。
東金JCTを超えて松尾横芝ICで、圏央道は一旦終了
さらに走っていくと、東金JCTで千葉東金道路と合流して、松尾横芝ICに至ります。将来的にはここがJCTになるようで、圏央道としては一旦ここで終了になります。この区間、殆どが片側1車線の対面通行で、追い越し区間は概ね5kmに1箇所ある位のペースで定期的に設置されている印象ですね。
周囲の景色はまさに日本の田舎といった感じ。房総半島から千葉のこのあたりは、箱庭感があって好きです。
一般道で成田空港、そして東関道へ
松尾横芝ICで降りたら、次の圏央道の出発点、大栄JCTを目指します。県道62号を走ることになるのですが、ここはバスなども多くて、成田空港が近いんだな、って感じがします。
途中には「道の駅しばやま」があって休憩できます。ここまで意外にSA/PAが無かったので、ちょっとホッとしました。
さて、成田空港です。ここから東関道に入るんですが、さすがは国際空港って感じで、道が分かりづらくて苦労しました(苦笑)。これはきっと警備のためってところもあるんでしょうけど、空港の敷地内に入れるポイントってのが限られてるんですよね。もし分かるようなら、駐車場に車停めて、何か美味しいものでも食べようかと思っていたのですが、初見では全く理解できませんでした(笑)。フラフラと標識に従って、成田ICから東関道へ入りました。ホント、成田空港、要塞みたいな感じだったな。
東関道を潮来方面に向かうと、すぐ大栄JCTです。
再び「圏央道」の文字が。距離標識の表示は198km。まだ200kmもある・・・。
やっと本日の目標、新規開通区間「つくば中央〜境古河」を走る
東関道は4車線でしたが、圏央道に入るとやはり対面2車線+たまに追い越し区間、という構成に戻ります。江戸崎PAもやはりトイレしか無い。なんだか寂しい感じです。
そしてついに、新規開通区間に入りました。つくば中央〜境古河です。今回、常磐道〜東北道が繋がった区間です。
・・・とは行っても、特に何が変わったというところはなく、やはり2車線対面だし、PAも(未だ)無いし、あまり面白くは無かったかな。早速渋滞が発生していたのは、開通したばかりというところと、それなりに需要があるってことの現れでしょうかね。あ、流石にアスファルトは綺麗で、ロードノイズが少なくて快適でした。ははは・・・。
久喜白岡JCTからは開通済み区間
ここからは既に開通済みで何度も走っている区間です。この区間はもう4車線ですので、普通の高速道路って感じ。
PAも豪華です。「いつも混んでる」と噂の「菖蒲PA」は今日もなんだか混んでました。確かに混んでる。いろいろ特産品が売ってたりして、確かに混む理由は分かります。狭山PAは・・・すみません、あまり見てませんでした(苦笑)。そして、みんな大好き厚木PAの「さがみ食堂」で、今日もご飯食べました。
今日は唐揚げ定食。美味い。ホント、ここのメニューはどれも美味しくてボリュームも丁度良くて、ご飯のためだけに通いたくなります。
そして茅ヶ崎JCT。0kmポスト通過。
渋滞の東名を横目に見て、茅ヶ崎JCTへ。
0kmポストが・・・確認できなかった(苦笑)。どの辺だったか正確には忘れましたが、圏央道の西側のこの区間、距離標識が無くて、壁面への埋め込みパネルになってるんです。なので、よく目を凝らさないと距離が読めないという。確かに、残り2kmとか1kmとかは視認していたんですが、0kmを見逃した。見逃しただけで、ちゃんと茅ヶ崎JCTまで来たので、一応ゴールです。疲れた!
いくらかかったか
という感じで、圏央道の282kmポストから0kmポストまで、左回りで一周したですよ。意外に遠かったな。結局6時間くらいかかったような。あまりスピードも出ない区間が多いので、仕方ないかな。でもちゃんと、アクアラインから東関道、常磐道、東北道、関越道、中央道、東名道を横切って回れました。やっぱ圏央道凄い。
さて、じゃぁいくらかかったか、というと・・・成田から茅ヶ崎までで、4390円。その前の松尾横芝までの区間が1630円。それにアクアラインが800円。ETC2.0割引適応の割には、やっぱり高いなぁ、という感じです。圏央道はそもそも通行料金が割高なので、使うポイントは良く考えないといけないなぁと思いました。他方、やっぱアクアライン安すぎです。
所管
圏央道の通行料以外の感触ですが、やっぱり休憩施設が少ないのが厳しいかな、と思いました。
これには理由があって、圏央道が走る「80km圏」というのが、丁度各高速道路のSA設置距離と重なっているというのが一因です。例えば関越道であればすぐ先には高坂SAが合ったり、と、接続する各高速道路の主要なSAが実はJCTの近くにあるため、実用上、圏央道上に大規模な施設を作る必要もないと。圏央道単体でSA/PAを考えるのは無駄だというのは、確かに納得です。一方で、菖蒲PAや厚木PAのような、独自色のあるPAを展開するというアイディアも良いと思います。
一方で、特に今回新たに開通した区間を含め、圏央道の東側の区間はやっぱり閑散とした感があって、もうちょっとSA/PA欲しいかなと思いました。これはこれから整備されていくことに期待します。
ただね、確かに、圏央道の東側って、繋がったら繋がったで便利なんだけど、個人的には、行かないんですよねー(苦笑)。渋滞したときの逃げ道としては有益なのかな・・・というくらい。「あみプレミアム・アウトレット」でも、行こうかな。
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