なんと、プリコネ終了です。びっくりしましたが、まぁでも、さもありなん、って気もしました。
開始から1年半で終了
なんとなく雰囲気怪しかったし、もう終わるって、言われてたし、まぁ、ですよね、的なところは少なからずありました。ただ、現実にその日が来ると、ちょっとドキッとするもんで。
まだ半年あるんですが・・・終わりが見えたゲームで遊び続けるのって、ちょっとね。個人的な感想をまとめておきます。
プリコネ。豪華声優陣起用のゲームです。良かったところは、キャラ立ち。こういう、豪華声優陣投入型のゲームって、意外にキャラが立たないゲームが多い中、キャラ別エピソードの丁寧な作り込みで、非常にキャラ立ちの良いゲームになっていたと思います。感情移入出来るか否かって、結構重要な要素だと思うんで。
ブラウザゲームとは思えない動き。これ流石って思いました。最初はネイティブかと思った。ブラウザ技術の進化って凄いなって、素直に思った。Amebaではまだクラシカルなブラウザゲームも多數稼働しています。試金石的な意味があったのかな。
では何が良くなかったか。私が個人的に気になっていたのは、3点。
1点目。ゲームとしての運営。不具合がどうのこうの、ではなく、キャラクタのアビリティ設計がやっぱり良くなかった。クウカ叩かれてますが、ちょっとキャラクタ性能の振り方が「雑」だった、と言わざるをえない。
ゲーム開始から短期間で、バフ・デバフの振り幅が大きくなり過ぎたっていうのが、やっぱり大きいと思います。確かに、強いキャラが出てくるのは楽しいのですが、そこには必ずトレードオフが付いてくるようになっていないと、バランスは崩れていきます。一度崩れたバランスを戻すには、逆方向に大きなバイアスをかけることになり、結果、ゲーム性が悪化していくことになる。これが顕著だったなぁと感じます。
2点目。プリンセスバトル。全員参加型の時間指定イベントって、やっぱり社会人には辛い。こういうソーシャルゲームって、隙間時間をコストに変える仕組みの側面があるんですが、プリンセスバトルはこれを逸脱して、ある意味、据置機以上にユーザーに「強いた」側面がある。確かに、最初は楽しかった。ただ、段々と辛くなってくる。
さらには。これは私の個人的な感覚ですが、やっぱり貢献しているメンバー、貢献していないメンバーが見えてくると、モチベーションが落ちてきます。貢献度に応じた報酬を設計するなど、やり方はあった筈なんですが・・・ここにも「雑さ」が垣間見えます。
3点目。パラメータ設計。例えばスタミナ値上限やTP値上限があまり上がらない。レベルが上がっても美味しくない。有り余るポテンシャルポイント。そのくせルビーポテンシャル、アメジストポテンシャルのような特殊ポテンシャルが発動される始末。乱暴というか「雑」です。
何より痛かったのが、パートナー枠が少なすぎたこと。前述の通り、このゲームはキャラゲーとして成功する要素はかなりあったと思っているんですが、肝心のパートナー枠がこれまた増えない。パートナーを集めて行くと、あっという間にいっぱいになってしまう。折角のキャラクタが活かせていない。雑すぎます。
こうして振り返ってみると、全体にやっぱり雑さが目立つゲームだったような気がします。他のゲームで気を使っているところに気が回っていない。企画は良かったし、このゲーム、珍しく良く出来てるな、って正直思ってたんですが、少しずつ、段々と、全体の辻褄が合わなくなってきていたのを感じます。結局、雑だった。こういう言い方が良いかどうか分かりませんが、最終的には、作り手の愛が感じられない作品になってしまったな、というのが残念なところ。
ちなみに、接続障害など、システムの安定性の話も出ていますが、Amebaのプラットフォームって、そんなヤワな作りにはなっていない(はず)ですし、実際、他のゲームでは、確実に性能改善していっているものもあります。具体的な実体験で言えば、とらぶるダークネス。あれ初期は結構性能悪くてどうしようも無かったんですが、見る間に改善されましたし。
どういう事かと言うと、手段もあったし、出来たはずなのに、やらなかっただけなのではないか、ってこと。要するに、愛が足りなかったんじゃないかなぁと。あるいは・・・他のゲームにリソース持って行かれた、とか・・・かな。
ホント、惜しいな、というのが率直な感想です。やっぱり愛は大事だね。うん。長く続いているコンテンツって、やっぱり愛されて続いてるんだな、って思いました。
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もういっそのことギャルゲにしたら収入増えるのに