KVM上のWindows7をWindows 10にアップデート。結構快適。

Windows

KVMで動いているWindows 7をアップグレードしてWindows 10にしてみました。思った以上に快適です。悪くないです。

普段Macを使っている私。どうしてもWindowsが必要な場合は、別のノートPCを使うか、あるいはKVM上で動かしているWindows 7 Ultimate(※パッケージ版)を使っています。そこで、7/29に、Windows 10への無償アップデートが開始されたので、早速アップデートしてみました。

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ターゲットとなるマシンはKVMで動いているWindows 7 Ultimate 64bit。メモリは4GB。HDDは50GB当てています。普通に使う分には十分快適です。virtioドライバはBaloonも含め適応していますので、この辺がちゃんと動くのかな、という当たりが気になるところです。

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ちなみに、とりあえず、予約はしていたのですが、待てど暮らせど(と言うほど待ってはいない)通知は来ないので、ISOイメージをダウンロードしてしまいました。ダウンロードは結構速かったです。これをKVMにマウントして、徐ろにアップデートを開始します。

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いつもの通り、ライセンス条項の表示が来ます。同意すると、先に進みます。

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重要な更新プログラムをインストールするか、と聞かれます。デフォルトはインストールする、になっているので、とりあえずこのまま進む。

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ここで容量チェックが来ます。6GB程度開けておかないといけないようです。ダウンロードしたISOファイルも実はこのPCの中においてあったので(3.5GBくらいだっけ)、これを削除したりして容量を確保。この画面から、ディスククリーンアップツールを起動して容量をあけることもできます。

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その後に、アプリや個人設定を残すか否かというチェックもあった気がしますが、デフォルトは残すになっているのでそのまま。ここまで来ると、やっと、インストール準備完了になります。インストール実行、と。

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ここで徐ろに全画面になります。一瞬驚く(苦笑)。で、なにやらカリカリと処理が開始されます。待つこと数十分・・・。

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・・・はい、失敗しました(苦笑)。何が悪かったんだろう、と思いましたが、やはりインストーラの途中で、ディスク容量確保したり、更新プログラムをインストールしたりと、寄り道したのが良くなかったかな、と反省。

改めて、ディスク容量に空きがある状態で、PCを再起動して、インストールに臨みました。なるべく、インストール中に余計な変更が入らないよう、更新プログラムのインストールもキャンセル。これが良かったのかどうかは分かりませんが、先に進みました。多分、再起動が良かったのかな、と。

で、全画面状態がしばらく続いたあと、再起動が掛かり、こっからが本気インストールになります。

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これはVNC経由のvirt-managerの画面のキャプチャになりますが、こんな感じでインストールが進んでいきます。

で、とにかく時間がかかる。1時間以上は待たされたと思います。仮想環境だから仕方ないのかな、と思いますが、思った以上に時間かかりました。

でも、終わってしまえば、すんなりとWindows 10が動き出しました。

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はい、凄い普通。特に動作がおかしなところも無いです。もうちょっと引っかかるかと思ったんですが、さすがWindows 10、こんなところでも完成度の高さを感じますね。

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デバイスマネージャで見ても綺麗なもので、ちゃんとvirtioドライバを使っています。

というわけで、KVM環境で動いていたWindows 7 Ultimate 64bitは無事、Windows 10 Proにアップデートできて、普通に使えています。

さて、肝心の使用感について。まだ1日くらいしか使っていないし、あくまでメイン環境ではなく、サブの環境としての使い心地です。

まず、入力関係。Google日本語入力に、IMEトグルをXkeymacsで「Ctrl-o」にして使っていたのですが、以前から若干、Xkeymacsの挙動はおかしなところがありましたが、今回さらに不安定になったので、これを機に、Xkeymacsを使うのをやめました。

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Google日本語入力のキーマップにIME有効化・無効化条件を追加することで、とりあえず「Ctrl-o」は実現できていますので、特に困ってはいません(カーソル移動で困るかなぁ)。

ただ、Google日本語入力が新ブラウザEdgeで使えない。EdgeのWindowでは、IMEが無効にされちゃいます。ChromeやSleipnirでは普通に動くので、あまり困りはしませんが、なぜにEdgeで使えないのか。相変わらずだなぁという感じ。ちなみに、MS IMEでは普通に日本語入力できます。

その他の動作はすこぶる快調。仮想環境ということもあり、外部デバイスがほぼ無いに等しいので、何かが動かないということで困ることも無いです。UIは非常に高精細で洗練されたイメージで、好感が持てます。Windows 7からのアップデートなので、Metro UIの目新しさもあり、楽しいです。

インストールされていたアプリも特に不具合無く動いています。とは言っても、主に使っているのはBecky!くらいですが。cygwinも動いたし、互換性は高いようです。

あと、普段はMacからRemote Desktopで使っていますが、こちらも特に使用感は変わらず。音も出ます。ちなみに、これ、Windows 10とは関係無く、CommandキーがWindowsキーになってるのは、やめてほしいなぁと常々思ってますが。alt/optionと入れ替えてほしい。

そんな感じで、Windows 10環境になりました。これ、結構良いかもしれない。Windows 7の次は、Windows 10で決まりかと思います。

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