SIMフリーケータイパラダイスへの道のりは遠い。

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SIMフリースマホ&格安SIMをヨドバシ店頭で見てきました。まだまだこれが普及するには時間かかるよなぁと。

最近の格安SIMブーム?に乗って、各家電量販店が格安SIMとSIMフリースマホのセット販売を開始しています。今日はヨドバシカメラ店頭で見てきました。店頭での扱いの雰囲気等を見てみたかったので。

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ケータイフロアの一角にSIMフリースマホコーナーがありました。置いてある端末はCovia、Freetel。Huaweiは店頭展示が無かったけど扱いはあるらしい。SIMはいろんなMVNOのものがひと通り置いてある感じ。b-mobileからOCN、BIGLOBE、そしてワイヤレスゲートなど。このワイヤレスゲートのものはヨドバシショップブランドで展開しているもので、オススメ扱いですね。

店員さんの話も聞きましたけど、どうにも売りづらい様子。まぁインセンティブが無いとか、容量制限が低いとか、いろいろあるようですが、結構端末供給のところがポイントらしい。FreetelやCoviaは確かにメジャーメーカーではないため、オススメしづらいところがあると。これは非常に納得。他方、iPhoneのSIMフリーモデル等もあるけど、16GBで6万円とか、これは高すぎると。

結局現在のメガキャリアによって構築されているエコシステムをブレイクスルーするだけの市場圧力がまだ無いんですよね。LINE等のコミュニケーションツールを使うにはこれで十分!とはみんな分かってても、どこのメーカーともつかない端末を使うのはやはり気が引ける。この点は私も同意します。

また、現在SIMフリー端末として市場で扱われているモデルが、結局価格的な問題から、1世代、2世代遅れた低スペックな端末になっているところも問題です。Android 4.xを動かすのに、メモリ1GBというのは相当に厳しい(Stream Xで体感しています)。4.4でフットプリントが相当圧縮されているようですが、4.4自体がまだまだ普及していないため、なんとも評価は難しいところです(ただ、メモリが1GBしかないNexus7で4.4.3を使っている感じは、そんなに不快ではないです。これはもちろんWifiモデルに固有な部分もあると思いますが)。

例えば自分がSIMフリーケータイを選ぶとして、どうするかと考えると、おそらくはXperiaのグローバルモデルを買うと思います。メーカーの信頼性というのは、意外に重要です。この点を各キャリアがバックアップしている現在の端末市場ってのは、なかなか良く出来ていると思う。

まぁこのサービス自体がまだまだ始まったばかり。端末価格の問題は、需要と供給のバランスによって、変動していくことは十分考えられます。パソコン市場と同じような流通規模になってくれば、何か変わるのかなと思いますが、まだまだ時間かかるでしょう。一方で、技術革新は続いており、こういった新しい技術に対応したコスト高な端末を市場供給するには、残念ながら現在のキャリアモデルは一定の効果が期待できますしね。

でもこうしてケータイ売り場の一角で、普通に人の目に触れるようにSIMフリーケータイが扱われ始めた状況というのは、ちょっとワクワクするというか、何か変わりそうな気がします。選択肢は適切に提供されるべきという、総務省の見解には激しく同意しますし、市場経済の正しい形であることは間違いないので。

例えば私のXperia Z1 SOL23はroot化して、不要なキャリアアプリ、プリインストールは強制排除しています。こういう対応をしなくても、安心して、最新のスマホが使える世の中になってほしいと、強く思いますがね。

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