スキーブーツのインナーブーツの踵の剥がれをシューズドクターNで補修した話。

スキー

インナーブーツを補修してみました。ブーツを早く確実に乾かすのに、インナーブーツの出し入れを行うのですが、どうしても踵部分が傷んでしまいます。これを靴底用の修理剤で補修してみました。

インナーブーツの踵が傷んできた

スキーを滑った後のメンテナンスとして、ブーツの中を乾かす必要があります。湿ったまま放置すると、カビたり臭くなったりしますし、ブーツの痛みも早くなります。泊りがけで滑りに行く時などは、しっかり乾かしておかないと2日目履く時ヒヤッとして、足先が冷えたりもします。

なるべく早く確実に乾かすためには、インナーブーツを抜いて、インソールを外して乾かすのが基本なんですが、これをやるとインナーブーツの踵が傷んできます。

なぜこうなるかと言えば、インナーブーツを出し入れするとき、ブーツのシェルとこの踵部分が強く擦れるためです。加えて、ブーツのシェルの踵部分にはビス等の金具が出ている場合もあり、これもインナーブーツが傷つく原因です。

あまり気持ちの良いものではないですし、なるべくブーツは長く履き続けたいので、補修してみることにしました。

シューズドクターN

買ってみたのはセメダインの「シューズドクターN」です。

これはスニーカー等の靴の底がすり減ったときに肉盛りして補修するためのものです。別の製品として「シューグー」というのもあるようです。チューブに入った特殊ポリウレタン素材で、空気中の水分と反応して硬化して、靴底と同じような硬さの樹脂にしあがります。スニーカーファンの方たちはそもそも靴底がすり減らないように事前に盛っておくような使い方をしているようです。

使い方は簡単で、仕上がりもいい感じだった

早速塗ってみました。

付属のヘラでなるべく平らに塗り伸ばすだけでOKです。思ったより雑に塗ってもなんとかなりますし、作業性も良くていい感じです。気に入らなければ二度三度と重ね塗りしたり、硬化したあとでヤスリで削って、さらに盛り直したりすれば、思い通りの形にできます。

説明書には硬化には24時間くらいかかると書かれています。実際はもうちょっと早そうな気がしますが、気温や湿度の影響を受けますので、まる1日くらいを目安に放置すれば間違い無いかと思います。乾くと本当に、元々のソールと同じ素材感になります。

こちらは、その後実際にスキー場でまる一日滑って、その後乾かすために再び取り出した時の写真になります。テカっているのは、ブーツに出し入れする時に滑りを良くするためにシリコンを塗ったためです。

こんな感じで、綺麗に補修できましたし、なんなら補強にもなっている感じがします。これで躊躇無くインナーブーツを出し入れすることができるようになりました。

シューズドクターNはおすすめです

ブーツを乾かさなきゃいけないと思いつつ、インナーブーツを出し入れすると踵が剥がれてしまうことを危惧している方には、このシューズドクターN(またはシューグー)での補修・補強はおすすめです。ブーツを長く使うことにもつながると思います。もっと早く知りたかったです。

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