XVハイブリッド、12ヶ月点検に合わせてトレーリングリンクセット導入しました。ネットでの評判も良かったので期待はしていましたが、まさに期待通り、いや期待以上の効果で大満足です。これはみんな付けるべきです。
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トレーリングリンクセットとは
トレーリングリンクセットとは、コレです。
ゴムブッシュをピローボールジョイントに置換しています。これによりコーナーリング時のサスペンション追従性が向上するだけでなく、可動部の剛性が高まることで駆動トラクションを有効に路面へ伝達する役割を果たします。
リアの剛性効果に効果あり。あちこちのレビュー見ても評価も高く、これは期待できますね。私のXVハイブリッド、フロントはタワーバー+フレキシブルドロースティフナー、前後にクロスメンバーカラー(リジカラ)という感じで足回りは固めており、これをリアに投入することで全体のバランスをとるのが狙いです。
入手性に注意
で、これ実は急いでいた理由があります。GPEがもう世代代わりで販売終了になっており、このパーツの入手性にも不安があったわけです。案の定、これオーダーしたのが10月だったんですが、取り寄せになって結局ディーラーに届いたのが1ヶ月後の11月下旬でした。まだ入手できただけ良かったですが、インプレッサもXVも現行はシャーシからSGPに変わっており、GP系適合パーツの入手性はこれからますます難しくなっていくのかなぁと不安を感じています。
取り付けは12ヶ月点検で
幸か不幸か、入荷タイミングが遅れたことで取り付け自体は12ヶ月点検と同時に行うことができました(ちなみにリコール対応もw)。アライメント調整がオススメってことでしたのでこれも実施してもらいました。このトレーリングリンクセット自体の交換はアライメントがずれるような要素はあまり無いと言われていますが、これ以前にも足回りに関していろいろ付けてることもあり、全体で一度はアライメント取っておきたかったんですよね。丁度良かったのでお願いしました。
これは取り外したトレーリングリンクのほうですが、この左のゴムブッシュ部がピロボールジョイントになってるらしい。交換後のパーツは見ていないので分かりませんが・・・。
足回りを覗いて見ると、ありました、真新しいトレーリングリンク。うーんと、どこかに「STI」のロゴもあるはずなんですが、確認できてません(苦笑)。
・・・取り付け状態からじゃもう、この辺がピロボールジョイントになったはずです。動きがスムースになって剛性もアップしているはず。
これがアライメント調整結果なんですが、やっぱり結構ズレてたみたいですね。良かったです。いろいろ付けてきたので、チリ合わせは大事です。
効果はとても分かりやすい
早速走ってみた感想ですが・・・これまた走り出してすぐ分かるくらいの劇的な変わりようです。
カタログにもある通り、加速がスッキリとします。車体の後ろの方がなんか”付いてくる”っていう感じだったのが、車全体が一体となって加速してくる感覚になります。トラクションがしっかりかかるようになって、AWDの特性が非常に良く感じられるようになりました。
コーナリングは言わずもがな。とにかく車体の一体感がワンランク上がった感じで、コーナリング速度アップします。街乗りでも車体の後ろの方がバタバタしないので、スッと周る感じ。これは結構気持ちが良いです。
足回りの硬さっていう意味では、硬くはなってるかな、というところは流石にあります。これは好みの問題もあるかと思いますが、段差などでの収束性は高くなっていて、むしろフロントとバランスが取れた感じです。その分だけ、小さな段差もきっちり拾ってしまうので、硬いといえば硬いです。不快な硬さではなく、しっかりと路面状態が分かるという意味での、硬さはあります。
とにかく、リアのバタバタ感が一切無くなったので、これは恐ろしいパーツだと思います(標準でこれくらいしてほしいw)。特にフロントにタワーバーやスティフナー装着していると、リア側とのバランスが取れて素晴らしい仕上がりになりますので、オススメですよ。実際感じられた効果から見てコスパも高いと思います。加速にロスが無くなりますから、下手するとこれ燃費もアップします。
特にGP系のみなさん、入手できるうちに買っときましょう。
箱根走ってみた
以上の感想はいつも新しいパーツ付けるとベンチマーク的に走るコース、箱根〜伊豆の国を実際に走ってみた感想です。ホント、十国峠とか、こんなに走りやすかったっけ、ってマジで思ったから。
道の駅「伊豆のへそ」オススメのバウムソフト。正直今日はコレが食べたかっただけです。実は。
何度も走ってる割に寄ったことがなかった十国峠レストハウス。はじめてここからまともに富士山みました。とにかく今年の夏はいつ来ても天気悪くて、霧で何も見えませんでしたからね。
ちなみに箱根峠の日陰には昨晩降った雪が残ってました。もう冬です。
追記。秩父〜雁坂トンネルを走ってみた
続いてのベンチマークとして、秩父を走ってみました。ここは上りのカーブが続くなかなかに厳しい道なんですが、やっぱりパワー感良くなっています。Sモード使わないで走れる。燃費に貢献しているかどうかは微妙ですが、とにかく加速のスムースさは特筆すべきところがあると思いますよ。
大滝温泉入ってきた。とても良いお湯でした。
追記。道志みちを走ってみた
さらにベンチマークとして、道志みちを走ってみました。御殿場から山中湖を回って道志みちを下ってくるコースです。土曜日の夜ということで飛ばしている車が居て怖かったですが、流石に速くなった感じがあります。ただ、今度はブレーキが弱くてバランスが悪い感じがしてきてしまって、なんか悪循環に嵌っています。道志みちは結構タイトなカーブが続くんですが、カーブからの脱出時に安心して加速できるっていうのが如実に感じられました。
記念に足柄SA下り、シュガーマウンテンの「金太郎相撲ソフトクリーム」。なぜ相撲なんだろう。
コメント
こんにちは。
記事、拝見させていただきました。
私もXV(GP)に乗っており、既にタワーバーを装着しています。
STIパーツの追加導入を検討しているのですが、「トレーリングリンクセット」「フレキシブルドロースティフナー」どちらの方が効果を感じられましたでしょうか?
リアのドタバタ感が気になっているので、改善したいなと考えています。
ご教示いただけたら幸いです。
by motophoto94 2020年6月28日 15:27
コメントありがとうございます!
まずはごめんなさい。残念ながら、リアのドタバタ感については良い対策は思い当たらず・・・。
というのも、ワタシが乗っているのはGPEなので、そもそもバッテリーの分、GPよりリアは安定している気がします。
GPEとGPだと状況違うかもしれないかなというのが懸念点です。「トレーリングリンクセット」も試してみる価値はあるかもしれない、というところです。
翻って、「トレーリングリンクセット」「フレキシブルドロースティフナー」どちらが効果が高かったか、ですが、
どちらかを選べと言われれば『フレキシブルドロースティフナー』です。
スティフナーについてはタワーバーと合わせて取り付けることで効果が最大化すると公式コメントにもあったと思いますので、
タワーバー付けてたら、絶対スティフナーも付けるべきだと思います。明らかにハンドルの操作感が変わるので、効果も分かりやすいと思います。
一方の「トレーリングリンクセット」、これも確かに効果はあるんですが、機能的には車体剛性を向上させるパーツになるので、
変化の方向性が趣味嗜好に合っているかで、評価が分かれる可能性が高いと思います。
私は”剛性命”なので、車体剛性が向上するような変化は好ましいですが、中には硬さが苦手に感じる方も居るかなと思っています。
加えて老婆心ながら、リアのドタバタ感に対しては、こういうパーツですので、もしかしたら悪い印象を追加してしまうかもしれません。
以上、あまり参考にはならないかもしれませんが・・・
「トレーリングリンクセット」「フレキシブルドロースティフナー」どちらかを選べと言われたら「フレキシブルドロースティフナー」を推します。
by しま★りん 2020年7月6日 01:46
しま★りんさん
返信頂きありがとうございます!
詳しく書いていただいて分かりやすかったです。
既に絶版車でパーツも在庫が少ないと思うので、思い切ってドロースティフナーとトレーリングリンクセットどちらも取り付けてしまおうか悩みます(笑)
by motophoto94 2020年7月10日 20:35
はい、実は一番言いたかったのはそこです。もうアフターパーツがそもそも少ないので、思い切って行ってしまうのが良いと思います…
by しま★りん 2020年7月10日 21:50