しま★りん.blog @ayurina

そこはかとない日常を綴るブログ

arrows M02をカーナビのBluetoothモデムにする。追加アプリ無しで繋ぐ方法。

time 2016/06/05

arrows M02をBuetooth DUNプロファイルでモデムとして使う方法の続報。結局、CobaltBlue3無しでも行けるようになりました。arrows M02はちゃんとDUNで使えます。ちょっと不親切な気もしますが、普通はPANで使うでしょうから、まぁ仕方ないのかなぁ。

ブログのコメントで頂いた情報等元に、再度挑戦してみました。いやきっとモデム設定だよなぁ、とは思っていたのですが、前回やらなかった理由の一つは、MacがDUN繋がらなかったから(苦笑)。どうにもEl CapitanではネットワークにDUNが出てきてくれないのです。HWの問題なのか何かは不明です。

という訳で、Windows10マシンでTeratermでCOMからATコマンドを叩くという方法を取ります。しかしWindows 10環境を使うのが億劫で・・・ああ、これが最大のハードル。

sponsored link

Windows 10との戦いから、動作確認まで

いやね、Windows10になって、設定周りの画面がいろいろ変わってしまって、さっぱり分からないという。そんな訳で、まずはWindows10でBluetoothでダイヤルアップしてみます。これが出来なければそもそもダメなので。

arrows M02とWindows 10 PCをペアリングします。この時点では何か起きたようには見えませんが、既にCOMポートができています。ウチのPCでは、「COM3」が現れました。そしてデバイスマネージャにも、Bluetooth標準モデムとか見えています。これがこっそり出来ています。

SnapCrab_COM39600baud - Tera Term VT_2016-6-4_21-35-41_No-00

早速、Teratermでシリアル「COM3」に繋いでみました。初期状態ではエコーが返らないのでビビりますが、「ATE1」でエコーが有効になります。とにかく、「AT」が通っていればOK。これに答えているのはM02のBluetoothモデムです。

ここからがポイント。「AT+CGDCONT」コマンドで、現在のAPN設定(PDPコンテクストパラメータ)を確認、変更していきます。初期状態を見ると(「AT+CGDCONT?」)、コンテクストIDの1番に空のIP設定があるのみ。PDPタイプIPのみの設定です(これでもネットワーク側がAPNを判断してくれる場合は繋がります)。このままでは繋がりません。ということで、「AT+CGDCONT=6,”IP”,”dmm.com”」として、コンテクストID 6番に追加のDMMの設定を入れます。再度、参照すると、設定されていることが分かります。なお、このPDP設定は、M02の電源OFF/ONしても消えません。

SnapCrab_COM39600baud - Tera Term VT_2016-6-4_22-6-59_No-00

ためしにダイヤルしてみます。ダイヤルコマンドは「ATDT*99***6#」。ダイヤル番号最後にある「6」がコンテクストIDを示しています。つまり、別に6じゃなくても、1を上書きしても、なんでも行けます。この図のように、バラバラとキャラクターデータが流れてきたら、PPPハンドシェイクまでは行けるであろうという確認が取れます。

SnapCrab_COM39600baud - Tera Term VT_2016-6-4_22-10-45_No-00

ちなみに、「モデムが反応しません」等の接続失敗に陥る場合、「NOCARRIER」が帰ってきている可能性が高いことが分かりました。NOCARRIERになるケースとしては、無線LANで繋いでいる、圏外、など、要するにモバイル回線にアタッチできていない場合にこれが出るようです。無線LANについては、無線LANに繋がっていなくても、無縁LANが有効だとNOCARRIERが帰るようで、なので、Bluetooth DUN接続時は無線LANを切る必要がある、と(※これ意外に重要)。

ではWindows 10から繋いでみます。

SnapCrab_インターネットへの接続_2016-6-4_21-37-25_No-00

・・・この「ヌメっ」としたUI、苦手だなぁ・・・なにがどこに設定されてるのかさっぱりわからない。ダイヤルアップ設定したのに、「VPNサーバー」とか記載あったり・・・非常にさわり心地の悪いUIです。Windows 10はメニューから「設定」アプリへの誘導やめて、素直に「コントロールパネル」へ直接誘導してくれれば、それだけでも随分印象変わるのに・・・。

で、ダイヤルアップの段になって、やっと、見慣れた画面が出てきてほっとした。

SnapCrab_ダイヤルアップ接続 へ接続_2016-6-4_22-0-26_No-00

ユーザー名やパスワードはDMM(というかMVNO)の指定するもので行けます。ポイントとして、「プロパティ」から、LCP拡張を切っておいたほうが安定すると思います(CobaltBlueでは「必須」と書いています。これもしかしたら、前述のPDPパラメータと辻褄合わせれば良いのかな、と思いましたが・・・追求はしていません)。

で、無事、ネットに繋がるようになりました。なんだかちょっと不安定というか、絶対的な帯域が細いため、ブラウザでのサイトアクセスとかでの確認は多少厳しいものがありますが、一応、アクセスできることは分かった。

結論:arrows M02では、CobaltBlue3等のアプリ無しでも、Bluetooth DUN接続は可能。ただしBluetoothモデムのPDPパラメータ設定が必要。

比較的、普通といえば普通でした。ただ、イマドキ、何しろATコマンド叩ける環境確保する難易度が高いという・・・。

ナビで繋いでみよう

さて、肝心のナビからの接続ですが、無事、サイバーナビ「AVC-VH9000」から接続できました。スマートループ取得、問題無しです。

th_IMG_0761

電話番号をちゃんと事前に設定したPDPコンテクストIDと合わせるのと、あとは認証情報を正しく入れれば繋がります。あと、Wifiは必ず無効にする。これやらないと、前述の「NOCARRIER」状態で、「回線の接続に失敗しました」って言われます。

ぐるっとその辺を走りながら情報ダウンロードの様子を見ていましたが、比較的問題無く繋がっているようです。一度だけ、ダウンロードがタイムアウトしました、って見たことのないメッセージが出ましたが、これは回線状態にも依ると思うので、固有の問題では無さそう。

結論:AVC-VH9000で問題なく使える。

実運用を考える。CobaltBlue3との比較について。

さて、じゃぁ実用的か、という話と、私が今まで使っていたCobaltBlue3との比較について。

できることは、基本、変わりません。どちらもBluetooth DUNモデム経由でのアクセスが可能。CobaltBlue3もBluetooth ON/OFFと連動してアプリが起動・停止してくれるので、あまり邪魔にはなりません。

3つほど、違いを上げておきます。

まず、CobaltBlue3は、「状態が変化したときベルを鳴らす」設定がある。これによって、接続開始・終了時にベルがなります。デバッグ用途以外にあまり意味は無いかな、と思いつつ、「ああ、通信してる、してる」って、分かるのはちょっと便利かな、と。

あと、CobaltBlue3は、DUN経由の通信量をアプリ側で個別に見えるので、どれくらい通信しているかとか、データが流れてるかを見ることができます。これまたあまり実用上の違いは無いところですが。

そして3つめ。最大の違い。CobaltBlue3は、Wifiを明示的にOFFしなくても、Bluetooth DUN接続が可能。これが大きい。アプリでWifiを切っているのか、あるいはどこかにhookしているのか、そもそもDUNはシミュレートしているだけなので関係無いのかは分かりませんが、Wifiの設定、状態を全く気にすることなく、DUNが使えます。流石にモロWifiで通信している状態では無理だった記憶がありますが、少なくともWifi ON、未接続な状態で、CobaltBlue3はDUN接続可能、標準DUNは明示的にWifi OFFしないとDUN接続不可です。

この使い勝手の差をどう見るか、ですが、標準機能でDUNが使えることは大きいと思うし、まぁ好みの範囲かな、と。Wifi ON/OFFの手間のためだけに、CobaltBlue3使うというのもアリだと思いますしね。

標準DUNとCobaltBlue3(のようなDUNアプリ)は併用できるか

ちなみに、「併用」ですが、私が試してみたところ、PDPパラメータが正しく設定されていないコンテクストIDを指定すると、CobaltBlue3側が反応することを確認しています。上記、私のところの例でいれば、

  • 「*99***6#」・・・PDPコンテクストとして「dmm.com」が指定されているため、このパラメータで通信する。標準DUNが反応する。
  • 「*99***1#」・・・PDPコンテクストパラメータが空のため、標準DUNは反応しない。その代わりアプリ「CobaltBlue3」が反応する。

という動きが確認できています。これがどこまで仕様通りかとか、正しい動きかは分かりませんが、一応、併用することも可能なようで・・・併用するか、って話は別として、DUNはどうやらこういう動きをするらしい、と。

arrows M02単体でのDUNは可能。しばらく使ってみる。

という訳で・・・M02単体でのDUN接続は可能であることが確認できました。しばらく、CobaltBlue3はアンインストールして、この標準DUNでカーナビ使ってみようかなと思います。Wifi ON/OFF問題は、何かイベント・タスクハンドラーアプリでWifiを切る操作を組めないかと考えてはいるのですが・・・なんか難しそう。ロケーションによってWifiをOFFにしてくれるアプリとかあるんですが、駐車場そんなに遠くないんで(苦笑)。なかなか難しい。

でも、arrows M02の「Bluetooth DUNプロファイル対応」が確認できて良かったです。ははは。

sponsored link

コメント

  • arrows M03 使っています。
    自分も CobaltBlue3 買ってカーナビと接続出来ることを確認しました。

    Buletooth DUN をアプリ無しでやるには ATコマンド使って APN 設定しないとダメなのですね。
    個人的には Wi-Fi オフしないとっていうのが一番ネックかな。
    CobaltBlue3 買っちゃったんで、そのまま使いそうです。

    ちなみに私はイベントハンドラするアプリは Trigger 使ってます。(こちらも課金済み)

    by のむのむ €2016年9月1日 23:25

down

コメントする






sponsored link

アーカイブ